彼女が死んだ本当の理由とは。７【3年A組】

257話 ページ2

さくら「…なにこれ…」









教室に入れば澪奈の机には









"死ね"

"ドーピング"

"ゴミ"

"消えろ"








などの言葉が描かれていた









香帆「ネットで拡散されてる
この前の大会で
澪奈がドーピングしたって」


澪奈「…私はやってない」






澪奈はそう言って教室を出て行った







、








、









澪奈「私はドーピングなんてやってない…」


逢沢「わかってる、僕が皆に説明する」


澪奈「いいよ…私の味方になったら
何されるかわかんないから…
…さくらもAも
巻き込まないようにしなきゃ…」







、









、









逢沢「あれ、A…」


貴「…博己」


逢沢「何してんの？部活は…？」


貴「今日は行かない」






Aはそう言って逢沢から視線を机に向け









貴「…澪奈は、ドーピングなんかしてない」


逢沢「うん」


貴「なのに、なんで…澪奈が」









Aは涙を零しながら









澪奈の机に描いてある文字を









雑巾でゴシゴシと拭いて









跡形もないように綺麗にした







、







、





さくら「澪奈とA…今日も休みだね」


逢沢「…うん」


さくら「あのさ…！放課後一緒に
澪奈とAの家行かない？」





、





、





澪奈母「澪奈が…今
Aちゃん以外の誰にも会いたくないって…
わざわざ来てもらったのに…ごめんなさい」








、







、









祖母「A…
今、海斗くんが説得してるんだけど…
ちょっと荒れてて…
だから、また今度でもいいかしら？」


さくら「すみません…」









さくらはAの祖母と話終わり









Aの家から出る前に









Aの部屋の窓を見て









さくら「…私のせいだ…」









そう言った

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