彼女が死んだ本当の理由とは。７【3年A組】

289話 ページ35

ー7日目の夜ー









貴「…話したいことがあるの」









柊はAを準備室に入れると









モニターの前の椅子に座り









柊「…話したいこととはなんだ？」









柊がそう言うと









貴「…私が澪奈を殺したの」


柊「…何故そう思う」


貴「私が澪奈を傷つけた
…私が澪奈を拒絶した
…私が澪奈を追い詰めた」


柊「胡桃沢…？」


貴「…私が澪奈を壊した」









A自身も壊れるかのように








Aの中には









澪奈以外なにも写っていなかった









柊「…胡桃沢、落ち着け
なんでそんなこと思うんだ
お前は、景山の親友だったろ？
景山の１番の理解者だった
そして、景山はお前の１番の理解者だった
だからお前は」


貴「…違う」


柊「違くない」


貴「違う…」


柊「…」


貴「"これ以上私に近づかないで"
澪奈はそう言って私を拒絶した
"私に拒絶されるのが怖い"って言って
…でも、拒絶するのもされるのも嫌で
次の日、何も無かったように
私は澪奈に話しかけた
でも」








、






、









貴「…初めて澪奈に拒絶された
澪奈は私を今でも憎んでる」

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