彼女が死んだ本当の理由とは。６【3年A組】

252話 ページ47

ー過去ー


澪奈「ドキュメンタリー…？」


逢沢「うん、君たちを撮らせて欲しいんだ」


澪奈「悪いけど…」


貴「澪奈が嫌ならしない」








2人はそう言って









水泳部の部室に入ろうとした









すると









逢沢「壊れるんじゃないかって」









逢沢がそう言って話し始めた









逢沢「こんなこと言ったら
怒るかもしれないけど
２人共すごいギリギリの所まで
戦って孤独なんだろうなって
2人だけの世界にいるというか…
それを誰かに吐き出さないと
この人達は壊れるんじゃないかって
そう思ったんだ
だから自分の思いをカメラに
吐き出してみたらどう？」





、






、







校長「景山澪奈殿
全国ジュニアカップ水泳競技大会
優勝おめでとう」








校長「胡桃沢A殿
春高バレーベストスパイカー賞
ベストサーバー賞おめでとう」








、





、







逢沢「おめでとう」









朝会の帰りにAと澪奈に









カメラを向けてそう言った逢沢









澪奈「どうも」


逢沢「素っ気ないね」


澪奈「なんかこういうの照れくさくって…
別に誰かに褒めてもらいたくて
やってるわけじゃないから
Aもなんか言ってよ…」


貴「逢沢くんの下の名前って何？」


逢沢「え…博己だけど？」


貴「博己はカメラを回すのは趣味？」


逢沢「うん、そんな感じかな？」


貴「なら、私達もそれと一緒だよ
今やりたいことを一生懸命
全力でやってるだけ」








、





真壁「あと少し！あと少し！」


貴「澪奈！もう少し！！」


真壁「お！！また記録更新！」


澪奈「よかったぁ…」


貴「やったね！澪奈！！」


澪奈「うん！！」



、





、








貴「ライト！！」


「A！！」





《ﾊﾞｼｯ!!》





貴「よし！」


澪奈「Aナイス！！」


貴「おう！」ﾆｯ






Aは澪奈に向けてピースをした
、






、






澪奈「ねぇ、A
またあの子来てるよ…」









澪奈の視線にはカメラを持ったさくらがいた









真壁「あ、茅野か
実は茅野がマネージャー勧めてくれたんだ」


貴「え！まじ！？」


真壁「うん
奴 隷とか言われてるけど
俺は結構感謝してるよ？」


澪奈「じゃあ、私も感謝しないと」


真壁「え…？」


貴「だね！」








2人はそう言ってさくらを見ていた

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