彼女が死んだ本当の理由とは。６【3年A組】 (ページ18)

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223話ページ18

花岡達の会話を聞いて

熊沢「里見もAもやっぱりモテるね～」

教室に入りながらそう言う

熊沢「…それに比べてヘタレは」

真壁「うるさいよ…」

熊沢「ねぇ、Aと
澪奈が惚れた男なんだから
もっとビシっとしなよ！」

そう言って真壁の肩を叩く熊沢

熊沢「じゃなきゃ…私が報われないから」

真壁「やっぱお前俺のこと…」

熊沢「…そういうとこがヘタレなんだよ
もー！」

真壁「え、？…どういうこと？」

熊沢達とすれ違いに

教室を出てトイレに向かった唯月

個室に入り、喜志に電話をかけた

『ただいま、電話に出ることができません』

唯月「唯月です…
です、って言うのも何か変だよね
…あのさ、全部私のせいだから
正臣が捕まったのは…全部私のせい
だからごめんね
それとずっと気になってたことがあるの
…何で澪奈の動画を私に頼まなかったの？
もしかしたら正臣の優しさだったのかな…？
…今までありがと、さよなら…」

唯月は電話を切り個室から出ると

唯月「聞いてたの？」

小宮山「聞こえちゃったって
言ってほしいな…」

小宮山が洗面台にいた

唯月「ウチら澪奈に
最低なことしたんだよね…
Aには嫌われたくなくて
澪奈のことに触れさせないようにして
ブッキーあたしに間違ってないって
言ってくれたけど
それは今思ってる罪悪感だったり
もう2度とやらないって気持ちだったり
そういうの含めて
間違ってないってことなんだろうなあ…」

小宮山「…っ」

唯月「謝りたいのに謝れないって…
しんどいよね…」

小宮山「…だったら
力抜いて素直になってみよっか」

唯月「…うん」