彼女が死んだ本当の理由とは。【3年A組】 (ページ8)

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7話ページ8

さくら「何でこんな事…
一体何が目的なんですか？」

柊「気になるよなぁ」

柊は皆から集めた

カバンと携帯が入った白い袋を

教卓の上に置いた

柊「君達が人質になったのには理由がある」

《ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ》

区切りがついたのかついてないかの所で

チャイムが鳴った

柊「はい起立！」

柊の言葉に誰も反応しない

柊「起立だよ、き、り、つ」

皆、指示に従わないとわかっ柊は

腕を出し、爆弾を爆破させる装置を見せた

それに皆いやいやと立ち上がる

柊「これから俺の授業を始める、礼」

数人は礼をするが他はしなかった

すると再び腕を見せる柊

柊「これから俺の授業を始める、礼」

全員が頭を下げた

柊「着席」

その言葉を聞いて全員席につく

柊「どうして
このクラスは人質になったのか
はい分かる人！」

柊の言葉は謎だらけで沈黙が続いた

柊「じゃあ宇佐美」

香帆「はぁ？わかるわけないし」

柊「わかるはずだ、よく考えて」

香帆「皆がブッキーに酷くあたるから」

柊「なるほど
まぁ確かに教師に対する
リスペクトはゼロだよな
でもそんな理由でここまで
スペクタクルな仕打ちはしないよ
ヒントは他のクラスには無かった事だ
じゃあ諏訪」

唯月「警察沙汰になった奴がいる」

甲斐「は？てめぇ喧嘩売ってんのか？」

唯月「……」

貴「隼人、落ち着いて」

甲斐「ﾁｯ」

柊「甲斐が起こした障害事件か
まぁ、でも確かにそれも関係無くはない
君達もわかってるはずだ」

柊はある1つの空席の机に座った

柊「でも答えたくない」

沈黙してる中で1人、口を開いた

さくら「澪奈…ですか？
景山澪奈が自殺したことですか？」

柊「ピンポン
他のクラスには無い事
それは"生徒を1人失った事"だ」

甲斐は前の席にいるAの耳を塞いで

甲斐「アイツは自殺したんだ
俺達は関係ねぇ」

そう言った

柊「本当にそうか？
俺はそんな風に思ってない」

逢沢「どういう意味ですか？」

柊「このクラスの誰かが
景山の自殺に関与したかも…しれない」