彼女が死んだ本当の理由とは。【3年A組】 (ページ48)

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43話ページ48

石倉「いて、」

須永「いてて」

甲斐「アイツ…」

貴「大丈夫？」

甲斐「これが大丈夫に見えるか？」

貴「…見えない」

石倉「だろーな笑」

須永「どうすんだよぉ」

里見「こっちの意図がバレた今
ヘタに動かない方がいい」

石倉「先生からの質問はどうする？」

里見「もうすぐ8時になる
投稿者が名乗り出なければまた犠牲者がでる」

甲斐「おい！
誰があの動画流したんだよ？」

怒り口調でそう言って

男子生徒の元に歩み寄る

西崎「俺じゃないよ！」

柳本「ぼ、僕も違うよ！」

貴「ちょ、隼人…」

里見「A」

里見は甲斐の元に行こうとする

Aの腕を掴む

須永「今止めたらAにまで危害加わるぞ」

貴「でも…」

《ｶﾞﾝｯ》

甲斐は光永の机を蹴る

光永「勿論、俺でもない」

甲斐「ﾁｯ」

甲斐は立野の襟元を掴みがかる

甲斐「だったら1人ずつ吐かせるしかねぇな！」

立野「離せよ！」

兵頭「とか言って
お前だったりしてーー！！」

兵頭の言葉に立野から手を離し

兵頭を睨む甲斐

甲斐「あ？」

兵頭「1番似合いそうだもんな？
アイツの苦しむ姿見て興奮するとか
お前A大好きだからな
Aがアイツばっか構うから
アイツにムカついてたんだろ？」

その言葉を聞いて甲斐が怒り

兵頭を殴り

兵頭は机や椅子と共に倒れた

貴「ちょっと！2人共やめなよ！」

兵頭「いってぇ…」

貴「新、隼人が何言えば怒るか
わかってるのに言わないの」

兵頭「ヘイヘイヘイさーせん」

貴「大丈夫？痛くない？」

Aは兵頭に手を差し伸べて立ち上げる

兵頭「へーきへーきさんきゅ」

貴「隼人もだよ、殴ちゃダメ」

甲斐「だってこいつが」

貴「訳があっても殴るのはよくないよ」

甲斐「…ったよ」

貴「うん、はい飴」

甲斐「ん」

Aはポケットから飴を出し

甲斐に渡した