彼女が死んだ本当の理由とは。【3年A組】 (ページ12)

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11話ページ12

貴「学校来たらこれかよ…」

Aは甲斐の膝の上に座りそう言った

甲斐「ほんとなんなんだよ」

甲斐はAの首に後ろから腕を優しく巻く

香帆「相変わらずこんな時でも
バカップルはバカップルだね」

涼音「ほんとほんと
まぁ、可愛いから許せちゃうけど！」

香帆と涼音はAと甲斐を見てそう言った

甲斐「俺らがどーしようと俺らの勝手だろ
A、飴」

貴「何味ー？」

甲斐「…いちご」

貴「はーい」

唯月「お揃いのピアスつけて
何言ってんのよ笑」

貴「これいいでしょ？」

甲斐「似合ってるからいいんだよ、ばーか」

甲斐はそう言ってAの頭を撫でた

魚住「夕飯あるのかな？」

金沢「あればいいな
その方が食費浮くし」

花岡「あのさぁ少しは危機感持とうよ」

結城「私、４時から
オーディションあるんだけど」

堀部「最悪深夜アニメまでには帰りたいなぁ」

花岡「だから危機感！」

貴「危機感持ったところで
どーこーなる問題じゃないしね」

花岡「でも」

さくら「どうしよっか…？」

甲斐「どうもしねーよ
察の助けを待ってりゃいい」

唯月「それ本気で言ってんの？」

甲斐「あ？」

唯月「見たでしょ！？
警察が動けばウチらがどうなるか」

逢沢「確かに今は
先生の指示に従った方がいいかもしれない」

真壁「指示に従うって…」

逢沢「どうして景山澪奈が自殺したのか
その理由を８時までに考えるんだ！
じゃないと、この中の誰かが死ぬ…」

逢沢の言葉でだまだまとする教室内