彼女が死んだ本当の理由とは。【3年A組】 (ページ2)

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1話ページ2

Aは教室の前に立ち

眠そうに目を擦りながら

後ろのドアを開けようとした

貴「…開かない」

しばらくそのドアを見ていると

柊「胡桃沢、前から入ってくれないか」

半年前から担任になった

柊一颯にそう言われた

貴「あーい」

気だるげそうに返事をして

Aは前から教室に入った

唯月「A、おはよ」

貴「おは～」

香帆「Aにしては早いね！」

貴「でしょ？褒めて褒めて！笑」

涼音「A褒めると調子乗るじゃん笑」

貴「えー、でも
今日いつもより数倍早いと思う笑」

唯月「確かにね笑」

香帆「いつものAが遅いんじゃない？笑」

貴「え、あれでも早いじゃん笑」

唯月、涼音、香帆と話していると

柊「胡桃沢、話をしたいから
席に着いてくれないか？」

口を割った柊

貴「うーっす」

Aは柊の言う通りに

窓側の甲斐の前の席に座った

甲斐「おいA遅い」

貴「私的には早い方～」

中尾「どこがだよ笑」

甲斐「早いつーのは俺より
早く来てることだ、ばーか」

貴「仕方ないじゃん、起きれないんだもん」

石倉「なになに、Aチャン
朝帰りとか？」

貴「なわけないじゃん笑」

石倉「ちぇ、つまんねーのー」

貴「私はそんなに性欲ないでーす笑」

須永「確かにな笑
飴があればいいもんなお前」

貴「うん！」

里見「A、はよ」

貴「おはよ！海斗！」

柊「胡桃沢も揃ったところで
今日は大切なお知らせがあります」

がやがやしてる教室の中で

柊「今から皆さんには
人質になってもらいます」

そう言い放った柊