彼女が死んだ本当の理由とは。【3年A組】 (ページ24)

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23話ページ24

唯月「A…？」

柊「やっと反論する気になったか
胡桃沢」

貴「…言われっぱなしじゃ
いられないってやつ？笑
すごい痛いんだけど…」

Aはそう言っておでこを抑える

甲斐「お前、寝てたんじゃ」

貴「…寝てたよ、隼人が机蹴るまではね
あーぁ、卒業まで話す気さえなかったあんたと話さなきゃいけない日が来るなんて」

さくら「…」

貴「情報に踊らされた？
それはあんたも同じでしょ？
何バカな事言ってんの？
それにさ"何も知らない感じで"
とか言ってたけど
全部知ってたよ」

さくら「じゃあなんで…！！」

貴「"知ってるから大丈夫だよ
そばにいる"なんて
あんた言えんの？言ったの？
手紙もらったくらいで縁切って
私からしたら
あんたはただの臆病者で
クラス皆の裏で隠れてコソコソいじめてる
1番最低最悪なんだよね
堂々と何も言えない行動もできない
ぶっちゃけ言うと
あんたにみんなを悪く言う義務はない」

さくら「っ！！そんなのわかってるよ
一番許せないのは私だって…
私は澪奈とAを被写体として見てなかった
先生の言う通り
澪奈が手紙を書いたのは
ちゃんと意味があった
"さくらとは友達になれない"
滲んでるの "なれない"の文字が
澪奈の涙で滲んでるの
手紙を書いたのはきっと
"違うんだよ"って伝うたかったから
ホントは"ずっと友達だよ"って
伝えたかったから
私はそれに気づこうとしなかった
気づかないフリをした
怖かったから…
私も澪奈みたいに
皆に無視されるのが怖かったから」

貴「飛んだクソじゃん」ﾎﾞｿｯ

さくら「私は澪奈のSOSを踏みにじった…
澪奈が自殺したのは私のせい
私のせいで澪奈は命を絶った
ごめん、ごめんね、澪奈…」泣

柊「それがお前の答えか？
お前のせいで景山澪奈は死んだそうだな？」

さくら「…はい」

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柊「残念ながら今の答えは不正解だ」