38時間目 ページ39
Aside
私はパジャマを脱ぎ
ワイシャツを第二ボタンまで開けて着て
ネクタイを緩くしめ
今日は黄色じゃなくて
ピンクのパーカーを羽織り
部屋の外にいるがっくんに声をかけて
髪をやってもらう
浅野「Aの髪いつ見ても綺麗だな」
貴「そー？」
浅野「あぁ」
貴「がっくんの髪色も私好きだよ」
浅野「…そうか」
がっくんは私の髪に
キスを落とし髪を巻いたりしてくれる
がっくんにやってもらった髪は
いつものストレートではなく少し巻いてあり
脇の片方だけ編み込みの髪型
貴「ありがと！」
浅野「あぁ、そろそろ行くぞ」
貴「あ、うん！」
久しぶりのがっくんとの登校
浅野「E組はどうだ？」
貴「ん？楽しいよ？」
浅野「本当か？」
貴「うん」
浅野「僕はなんでAが
E組になったのか全然わからないんだが」
貴「……いつか話すね」
浅野「…あぁ」
貴「ところでがっくん」
浅野「なんだ？」
貴「次の期末テストの意気込みを
教えてください！」ﾆｯ
浅野「次…か」
貴「3年間トップを争い続けた私達ですが
これからどう思いますか？」
浅野「勝つさ、Aに今度こそ」
貴「ふふ笑それ何回目？笑」
浅野「毎回言ってるな笑」
貴「だね！」
浅野「あぁ、…もう着いたか」
貴「あ、ほんとだ！じゃ！ま…」
《ﾁｭｯ》
浅野「ん、放課後帰れるか？」
貴「うん！」
浅野「じゃ、放課後な」
貴「生徒会室？」
浅野「いや、ここで待ってる」
貴「わかった！」
浅野「あぁ」
がっくんは私のおでこにキスをして
私の頭を撫でて本校者へと足を向けた
私も旧校舎に足を向けて歩きだす
もちろん飴を舐めながら
その時気づかなかった。
誰かに見られてるなんて
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 133人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りんご
| 作成日時：2018年12月13日 13時
