【ヒプマイ】エンドロールまで遠回り【夢野幻太郎】

【normal】フレンドト協力プレイヲセヨ ページ15

「うん！乱数だよー！どしたのー？」

「少し……相談があって……」

スマートフォンの画面の向こうから小さな吐息が聞こえる。

「僕で良ければ聞くよ！」

「あの、乱数さんに、幻太郎と私のお揃いの物を……デザインしてほしくて、今度事務所にお邪魔しても良いですか……？」

私のゆっくりとした話を乱数さんは相槌を打ちながら聞いてくれた。

「もちろん良いよ！だけど一つだけ出来ないことがあるな〜」

へっ！？と変な声が出て、身体に力が入る。

「事務所に来るのはめっ！だよ！」

「な、そんな……どうして……」

ふっふーん、と得意気な声がする。

「僕たち、友達でしょ？デザイナーとお客さんじゃなくて、プライベートで相談にのるよ？」

「乱数さん……ありがとうございます！」

「じゃあ早速、次の日曜はどう？僕休みだし！オシャレなカフェがあるから行こ？オネーサ……A！！」

「……はい！」

乱数さんは終始元気だった。頼もしい。
次の日曜、三日後が楽しみだ。カレンダーを見て、嬉しい気持ちになった。





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