俺と恋愛、しようよ。【名前変換ｵﾘｼﾞﾅﾙ】

love-３ ページ4

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助けてくれる人なんているんですね…



それも、少女漫画みたいにスマートに




貴｢すみません…本当にありがとう御座います｣



深く頭を下げてから
もう一度彼の顔を見てみる



まぁ、美少年…。



｢いや…アンタも抵抗とかすれば良かったのに｣



貴｢恥ずかしいやら怖いやらで…ごもっともですね｣


シュンと肩を落とす
やっぱり抵抗すれば良かったのかもしれないなぁ



｢責めてるわけじゃねーよ？｣


貴｢？｣


｢ただ、早く抵抗してくれれば俺だってもっと早く助けられたし。｣




眉を落として笑う彼は大人っぽくて


眩しくて



貴｢そんなっ…十分です！ありがとう御座いました｣


顔をそらしながら
もう一度深く頭を下げた


｢もーいーから…それよりとっさに電車降りたけど、学校大丈夫？｣



貴｢あぁ…遅刻してきます｣


｢即答かよ｣



呆れたように鼻で笑われて

ちょこっと恥ずかしい



だって間に合わないですし…
急いだって疲れるだけですし…？



貴｢そっちこそ大丈夫ですか？｣



｢遅刻してきます。｣


貴｢…｣


｢…｣


貴｢…｣


｢…｣



貴｢…ふはっ…くっ…真似しないで下さっ…い｣



｢笑うならもっと盛大に笑ってくんない？ハズいんだけど｣

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