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「ふあぁ〜あ」

朝、俺は少し寝不足で、あくびをしながらいつも通りに登校していた。

秀「よぉA。何だお前、また寝不足か?」

後ろから声がしたので振り返る。

「あぁ、よぉ秀弥。そうなんだよ。ためてた洗濯物一気に夜洗いしてたら」

俺は歩調を秀弥にあわせて並んで歩いた。秀弥とは今年初めて同じクラスになって、今は俺の1番の友達だ。

秀「っはは。お前も大変だよな、中二で一人暮らしなんて。寂しくないのか?」

俺が1人暮らしだと知っているのは、学校中で秀弥だけだ。(先生を除く)

「まさか。小学生でも無いし、それに俺は今の暮らしを満喫してるよ。つーかお前、また賞状貰ったのか?」

秀弥が片手に丸めた画用紙を持っていたので聞いた。

秀「んーまぁな。ホントは持って来たくなんか無かったけど、親がうるせーの」

「ふーんで、何の賞状だ?」

秀「少林寺拳法と漢検」

「ヒュー」

俺はわざとらしく口笛を鳴らした。すると秀弥は少しムッとした。

秀「からかってんのか」

「いーや。秀弥君は相変わらず天才だなと・・・」

秀「それをからかってるって言うんだろ」

そう言ってこずいてきたので俺もやったな〜とか何とか言ってやり返した。
そうしているうちに学校につく。
下駄箱で靴を脱いでシューズに履き替える。昇降口から見て男子の下駄箱は女子の手前にあるので、俺たちは必然的に女子の下駄箱の前を通ることになる。すると必ず目を惹く下駄箱がひとつある。黒いマーカーや赤いマーカーで“死ね”や“消えろ”等と言う言葉がひしめき合って、もう何が書いてあるかわから無いほどに様々な文字が書かれている。そして、剥がれかけたネームシールに書かれている名前は、『伊吹菊乃』・・・

秀「・・・前より酷くなってたな。落書き」

「あぁ」

階段を上がって、3階にある自分のクラスへと入る。

友「おっはよー秀弥、A」

「おはよう」

秀「おはよう」

自分の席に行って準備をしながら俺たちは話していた。ちなみに秀弥は俺の後ろだ。

友「そいえばさ、お前昨日テレビなにm《ガンッ

いきなり机を強く蹴る様な音がした。驚いてそちらを向く。クラス中の視線が集まった先では、ひとつの机が倒れ、中のものが床に散らばっていた。
眼鏡でおさげの女子が駆け寄り、机を直してから散らばった教科書などを拾う。彼女が、『伊吹菊乃』だ。俺は彼女と話したことが無い。

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胡麻(プロフ) - 久しぶりー!頑張れー!! (2012年3月22日 9時) (レス) id: afb61e7265 (このIDを非表示/違反報告)
久留里☆(プロフ) - はい。変えましたぁ(−x−)ホントワカえたくなかった・・・・(泣) (2011年10月24日 21時) (レス) id: 2f46ad6b04 (このIDを非表示/違反報告)
久留里☆(プロフ) - ごめんねごめんね名前変えた。 (2011年10月22日 19時) (レス) id: 2f46ad6b04 (このIDを非表示/違反報告)
バナナ☆(プロフ) - 冠雨>あ、わかった?わかった?! (2011年10月8日 17時) (レス) id: 482cbe4cb3 (このIDを非表示/違反報告)
冠雨(プロフ) - おもちゃ、ですかね?はパイナップルj(((  気分で切られるのか〜ヤダよwあ、でも鬼狩りの際に死んだら同じだよね〜ww (2011年10月7日 22時) (レス) id: 3181ee4fb8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:久留里辞典 | 作成日時:2011年9月19日 14時

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