リクエスト（2） ページ13
「····あの、」
『黙りなさい！メイク崩れんでしょうが！』
「······」
なんという事だろうか。
Aと会った頃は反抗していたものの、今となってはすっかり大人しくなってしまった三途。
「それにしても、三途君と言ったかな？
この艶のある髪、透き通るように白い肌、小さい顔に小さい口、
ボーテ100点！！」
初対面の相手だということ関係なく彼の容姿を褒めるなんでも肯定bot。
『······どうしましょう、やっぱりアタシの見込み通り凄く綺麗になったけど、
なんて言うか、
ヤク中見たい』
「そんなところも美しい！ボーテ100点！！」
自分でメイクを施したとはいえ、何とも言えないラリってる感が滲み出てしまう三途に少し引きながら言うA。
実に可哀想である。
『ルークはカメラの調整できたの？
あと靴とか小道具、揃ってんでしょうね？』
「嗚呼！勿論さ！」
『そう、ならいいわ、
春千代、メイク出来たからこっち来なさい。』
「？ウス、」
何をさせられるのか分からずとも一応ついて行く三途。
親鳥について行く雛かよ。可愛いなぁおい
『今日はＹシャツにベストにズボンで、あ、あとタイもね。
それ付けたら隣の部屋にいるから来てちょうだい』
もはや未来の三途にする気満々だ。
「ウス、
······あの、」
『何かしら？』
「ネクタイって、どう付ければ、良いんスか」
ネクタイの付け方が分からない様だ。
『嗚呼、ごめんなさい。
タイはアタシが向こうで付けるから、自分で着れる分だけ着てちょうだい』
ルークがAが三途にネクタイを付けている所を見たらきっと興奮するだろう。
「ウス、」
─────────
「着れました」
『随分と早かったわねアンタ。』
付けれないというタイを付け、少し乱れてしまったヘアセットを直す。
「ボーテ···」
『···よし、出来た。
じゃあ春千代、そこに立ってちょうだい。
じゃ次は両足両手を大きく広げて、
そう、そうしたら上半身だけ後ろに捻って、
·····そう、そしたら流し目でちょっとだけ目線ちょうだい。
ん、じゃ、ルーク、アングル変えて撮ってちょうだい。』
ポーズや目線の指示が終わるとルークに色々なアングルで三途を撮ることを指示する。
「ウィ！
さあ三途君！次は撮影さ！まずはそのポーズを維持しておくれ！」
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寝蜘蛛＊ - 春千夜可愛かったです！できれば灰谷兄弟も絡んで欲しいです。更新頑張ってください。 (2022年3月3日 0時) (
レス) @page18 id: d49ff9d566 (このIDを非表示/違反報告)
hijirichan4224(プロフ) - リクエストです！場地くんと千冬、一虎が推しなので、この3人との絡みが見たいです！ (2022年2月22日 0時) (レス) @page17 id: f9e6be770b (このIDを非表示/違反報告)
華 - いえ！こちらこそ素敵な話にしてくれてありがとうございました！ もう推しと推しの絡みが見れて とても満足です！ (2022年1月3日 17時) (レス) @page15 id: a19f9ab121 (このIDを非表示/違反報告)
華 - リクエストです！ イザナくんとの絡みが見たいです！ お願いします！ (2022年1月1日 23時) (レス) id: a19f9ab121 (このIDを非表示/違反報告)
華 - 大丈夫です！ 寧ろ長い方が楽しみが増えるので 大好きです！ 気長に待ってます (2021年12月31日 22時) (レス) @page14 id: a19f9ab121 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のの | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時：2021年11月23日 19時
