末っ子の悪夢~俺らが救ってあげるからね~ (ページ49)

今日:2 hit、昨日:3 hit、合計:116,541 hit

#智ページ49

安藤先生から、松潤の心臓のこと全部聞いた。

これからの事は、今後、松潤や落合さん、原田先生と相談して決めていくことに。

とりあえず今日は、手の縫合だけ松潤に頑張ってもらって、心臓のことは後日に。

落合さんに連れられて松潤が戻って来た。

目に涙をいっぱい溜めて、今にも泣き出しそう…

松潤が深刻に考え過ぎないよう、あえて心臓のことには、松潤から何か言ってこない限り触れないようにしようって決めた。

安藤「潤くん、手の縫合だけ頑張ったら今日は帰ろっか。」

潤「…んーん…も、かえるっ…」

翔「せっかく来れたから、頑張ってから帰ろうよー。」

落合さんと安藤先生がなんか相談してる。

安藤「消毒と、局所麻酔だけ頑張れば、あとは対して痛みはないんです。ちょっと今の感じだときちんと説得は無理かもしれないですね…」

智「そうですか…」

安藤「落合さんが、何するかの説明はしてくれているので、ストレスを長引かせるよりやってしまった方がいいかと…」

智「…お任せします。」

ほんとは、本人がちゃんと納得してからやって欲しかったけど、プロが無理そうって言うならしょうがない…

安藤「時間掛かるから、横になってやろうか」

落合「潤くんの顔の方で気を引いてあげて下さい。」

潤「んーんっ…やだっ…いたいの…やだ…っ」

翔「…大丈夫大丈夫。」

４人がかりで松潤を、処置用のベッドに寝かせる。

安藤「危ないから手動かさないでいられる？無理そうなら、やってる間だけ固定させてね。」

潤「んーんっ…んーん…」

翔「動かさないで出来る？」

潤「やだっ…かえるっ…んっんっ…」

智「…松潤、ちゃんと出来るもんねー」

潤「(コクンコクン)っ」

このままだと、抑制されそうで、それはあまりにもかわいそうで、咄嗟に言葉が出てた…

松潤も抑制はされたくなかったみたいで、必死に頷いてる。

安藤「そっかそっか。出来るね。ごめんね。」

先生達も抑制やめてくれて、よかった…

安藤「上向いて、左手だけこっちに貸してくれる？」

自分からはしないけど、安藤先生が手に触ったらそこまで抵抗することなく。

念の為、落合さんが松潤の脚の方で、もしバタバタし始めても、対応出来るように。

翔ちゃんが左手に手を添えて、安藤先生が消毒液を準備した。