#智 ページ46
皆で押したり引っ張ったりして、なんとか病室についたー。
安藤「ちょこっと、左手見せてくれる？」
左手の平が切れてて、縫合しなくちゃだったんだけど、この前はパニックになりそうで…
落ち着かせるのが最優先ってことで、
ガーゼと防水のシールを貼っただけにしてた。
今日は、そこを縫ってもらいに来たんだけど…
安藤「ごめんね。触んないから見せてね。」
嫌がる松潤を軽く交わしながら、安藤先生が傷を見た。
安藤「やっぱり、ここは今日縫合したほうがいいね。」
田口「ですね…」
安藤「とりあえず、水飲む？」
汗だくだもんね…(笑)
智「あ、ありがとうございます。」
翔「ありがとうございます。」
俺と翔ちゃんも水もらった。
落合「病院の中は涼しいけど、外は暑いですねぇ。」
翔「ほんとですね。」
安藤「潤くんも皆さんも、熱中症気をつけて下さいね。」
しばらく世間話してたら、大分松潤を落ち着きを取り戻した。
相変わらず、翔ちゃんの背中にひっついたままだけど(笑)
安藤「先、診察から始めていいかな？痛いことは何もないからね。」
松潤が小さく頷いたのを確認して、
俺らに一緒に座ってください、って診察用のベッドを示した。
松潤を真ん中に、３人並んで座る。
安藤「胸の音聞かせてね？」
ガチガチだし、聴診器が当たる度にビクビクしてる…
安藤「うん。何も使わないから、お口開けて見せてくれる？」
坂井「上手だねー」
田口「体温と血圧計らせてねー」
声掛けしながら、パパっと終わらせてくれた。
安藤「潤くん、気になるとこないかな？」
潤「……たいち…せんせ…」
安藤「ん？」
無言で安藤先生を見つめてる…
安藤「ちょっと２人でお話する？」
潤「…(コクン)」
俺らがいると言いにくいのかな…
落合「その間に、大野さん達お話しいいですか？」
智「あ、はい。」
落合さんに連れられて、隣の部屋に。
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作者名：さくら | 作成日時：2018年7月12日 17時
