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無理やり腕をほどこうとしても寝起きのくせに強い力で抜け出せなくてあきらめた。
「離して」
SE「……むり」
「遅刻する」
SE「まだしない」
「暑い」
SE「俺寒い」
「苦しい」
SE「俺も」
「意味不明」
SE「いい匂い」
「やめてきもい」
SE「やめないきもくない」
「殴るよ」
SE「いいよ」
「……」
もう何を言っても無駄だと気づいて諦めることにした。
せふなの匂いがする、、くらいこんな近くにせふながいるの久しぶりかも。
じょんいなはほぼ毎日一緒に寝てるしあれだけど(どれ)
SE「……あと少しだけこうさせて」
耳元で寝起きの掠れた低い声が聞こえた。
耳弱いこと知ってるくせに。
「遅刻して単位落としたらどうするの」
SE「……うん…」
「え？せふん？」
SE「………」
何回か名前を呼んでも反応がない。
………こいつ寝たんだ。
今なら抜け出せるけど、なんかAも眠くなってきたし、きっとまだ遅刻はしないから大丈夫だよね、、５分だけ。
そう思って目を瞑ったのが間違いだった。
「はっ！！！！今何時！？！？」
手探りでスマホを探して時間を見ると、12時過ぎ。
講義はとっくに終わって次の講義も始まっている時間だった。
「せふな！！寝坊したよ！！！」
まだお腹に絡まっていた腕をぺちぺち叩いて起こす。
SE「んー……」
迷惑そうに眉間にシワを寄せてAの首もとに顔を埋める。
こいつ元々学校行く気あるのかな、
まあいいやとりあえずおっぱに電話
「おっぱ？今どこ？」
CY「んー？Aー？今べっきょなの家」
「何してるの？」
CY「ゴロゴロしてる」
「おっぱ大好き」
CY「え？！？何て！？もっかい言って！？」
「おっぱ大好きだから大学まで送ってほしいなぁ」
CY「何時に？」←
「寝坊したの、だから今すぐにでも行きたい」
CY「わかった俺は今日授業ないけど大好きな妹のために送ってあげる、あいつらもいるんだろ？」
「いる」
CY「おっけ！とりあえずそっち今から帰るから」
「ありがとうおっぱ」
CY「俺の事大好き？？」
「うん大好きだから早くね」
そう言って電話を切った。
良かったよ本当におっぱがチョロくて←
何かあったときはすぐちゃにょるおっぱ(最低)
あとはこいつら起こして準備するだけ！！！
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作者名：しうまん | 作成日時：2018年4月3日 6時
