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♯88 ページ9

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「ねえ〜、お腹すいた〜」



トイレからひながお腹をさすりながら戻って来た。



実「なんか作ろっか!」



そう言って立ち上がる宇野ちゃんに、私も手伝うよ〜って後ろをぺたぺた付いていくひな。





千「ねえひな。」



「うん?」



千「にっしーのどこがすき?」



「え?!?!?」



今日は実彩ちゃんの事情聴取だべ!って言いながらもひなは顔を真っ赤にしてしどろもどろになる。



実「知りたい知りたい〜!」



「んえ〜・・・言わなきゃダメ・・・?」



千・実「ダメ!」



「隆くんのすきなところ・・・なんだろ・・・真っすぐなところかなあ・・・」



千「あー、確かににっしーってこれと決めたら曲げないっていうか」



実「頑固だよね(笑)」



まあ、そうとも言うけど、でもそこがすきなのかな、ってひなは言う。



千「いつすきだって気づいたの?」



「いや、あの、それは、ですね・・・やっぱり話さなきゃダメ?」



ダメです、ってまた宇野ちゃんとハモる。



「隆くんの誕生日を、2人で祝いまして、その時に、あの〜・・・うん。そうですね、その時です。」



珍しくモゴモゴ喋るひなに、もしかしてって思って。



千「にっしーに抱きしめられたりした?」



私がそう言えばひなは目をまんまるにして驚いている。



千「うそ、ホントに?」



実「あのタラコ!ひなを抱きしめるなんて!!!許さない!!!」



「え、いや、何て言うか話の流れでっていうか、喜びを表現してくれたというか」



にっしーの話になってからずっと乙女の顔をしてるひなが可愛くてしょうがない。



千「ふふ。ひながやっとにっしーの話ししてくれて嬉しいよ。」



実「まあ半分聞き出したようなもんだけどね(笑)」



ひなが幸せなら私たちも幸せだからって言う宇野ちゃんの言葉に私も頷く。





「・・・私、隆くんよりも実彩ちゃんちあちゃんの方がすきだわ、うん。」



私たちもひながだいすきだよー!って2人でひなに抱き着く。





どうか私たちの愛しのひなが幸せでありますように。





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ゆう - すごくよかったです! (2020年1月11日 12時) (レス) id: 740b20218b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユカ | 作成日時:2017年5月8日 19時

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