♯110 ページ31
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隆「・・・・ひなた。」
「ナ、ンデショウ、カ」
隆「ふは。なんで片言(笑)」
「だって・・・っ。」
隆「すき。すきだよ。」
「っ・・・・。私も、すき、です・・・」
そんな甘い声、ずるい。
私を抱きしめる隆くんの腕に力が入る。
隆「・・・これが、俺の叶えたかった恋。」
「え・・・?」
隆「叶わない恋でもなく、叶わないかもしれない恋でもなく。・・・ちゃんと叶えられた。届いた。」
「隆くん・・・」
隆「・・・ひなた。これからはずっと隆弘って呼んで。」
「えっ!・・・やんた。」
隆「なんでだよ〜」
「恥ずかしいもん・・・」
隆「だーめっ。呼んで?」
「たか・・・ひろ・・・?」
隆「っ・・・。その顔反則・・・・。やっぱり隆くんでいいです・・・」
えーーーーっ!ってちょっと身体を離せば、顔を真っ赤にしてる隆くんがいて。
「んふふ。隆くん、夕日と同じ色だね。」
隆「うるせ。ひなただって同じ色だからな!」
「隆くんのせいだべ!」
隆「ふは。可愛すぎ。」
「ばっ・・・ばかひろ・・・っ」
ははってクシャっと笑うあなたの笑顔が、私の毎日をイロトリドリに輝かせるの。
−END−
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ゆう - すごくよかったです! (2020年1月11日 12時) (レス) id: 740b20218b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユカ | 作成日時:2017年5月8日 19時