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極めて厄介なハンバーグにしちゃうぞ人間から離れて船長の元に行くために必死で走っていると後ろで嫌な気配がした。
振り返ってみるとそいつの頭はめちゃめちゃ大きくなっており、今にも破裂しそうだ。
ルフィ君はともかく、ヴィオラさんの身が危ない。
間に合うかはわからないが能力を使うことにした。
ちなみに私の能力は海水をワープさせることも生み出すこともできない。なので1番近くの海から引っ張ってくることになるのだが……
島の外から中心のここまで相当離れている。
一応海水を移動させる速さは秒速700mであるはあるが間に合うか…
あれ、音速超えてる。私って天才だったりする?
『“高波“!!間に合った…!!』
「A!悪ィ、ありがとう!…とにかく2階へ行けばいいんだな。お前ら捕まれ!」
そういうとルフィ君は窓ガラスを割り、外へ飛び出した。その後足を2階の淵に引っ掛け一気に2階まで登ることができた。
いくつの窓を覗いていくとドフラミンゴと鎖で繋がれた船長がいる部屋があった。
耳を研ぎ澄ませて話を聞いてみると、船長はトンタッタとの関係について問いただされてるよう。
だが船長はそんなこと微塵も知らない。
それ私のせいだわ、船長ごめん。
「フン、こんな尋問、ヴァイオレットがいりゃあ瞬時に見抜けるんだがな」
ここにいる。ヴァイオレットさんもといヴィオラさんここにいる。
船長ごめん。
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船長への申し訳なさと今すぐ助けに行けないもどかしさで涙を流しながら船長を見守っていると隣にいた兵隊が大きくなり、やがて人間になった。
能力が解けたようだ。
人間になり飛び出して行った元兵隊に続いて部屋に飛び込むと、ボロボロになった船長をはっきりこの目で確認することができた。
『船長〜っ!!生きててよかった〜っ!』
「っ、抱きつく前に手錠を取れ、手錠を。じゃないとお前を引き剥がせない」
『えー、いいじゃないっすか。もうドフラミンゴに狙われないように私がガッチリホールドで守りますよ?』
「余計なお世話だ」
余計なお世話らしい。そんな言葉で私がやめるわけないって知ってるだろうに。
めちゃくちゃ嫌そうな顔をする船長を全力でスルーして涙を流しているとルフィ君とヴィオラさんが鍵を持ってきてくれた。
「んんっ……ん〜…ダメだ!お前、代わりにやってくれ!」
「ダメよ!私も悪魔の実の能力者だから…」
「んじゃA!」
『ごめん!私も能力者!』
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ぴこぴこはんまー - 夜叉さん» いえいえ〜スモやんいいですよね! (2023年4月19日 22時) (レス) id: 4dd451f496 (このIDを非表示/違反報告)
夜叉 - 私スモやんも好きなのでありがとうございます。ロ (2023年4月7日 23時) (レス) @page22 id: 27acb71b9d (このIDを非表示/違反報告)
ぴこぴこはんまー - 夜叉さん» ありがとうございます😭トラ男さん、割と面倒見良さげなのわかります!引き続き夢主ちゃんを見守っていただけると幸いです。 (2023年4月5日 23時) (レス) id: 4dd451f496 (このIDを非表示/違反報告)
夜叉 - この夢主の性格すごく好きです。ローって意外と面倒み?がいいから楽だろうなって想像しやすかったです。 (2023年4月5日 18時) (レス) id: 27acb71b9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴこぴこはんまー | 作成日時:2023年3月30日 19時