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正直、24年生きてきた中で今、最速で走ってる気がする。船長の命の危機だ。当たり前っちゃあ、当たり前。
待てよ、船長の命の危機で思い出したけど……
私がハートの海賊団を一時離脱してた理由も、そもそも船長について行った理由も。全部ロシナンテさんが命懸けで護った、トラファルガー・ローを代わりに護りたいから。
今の今まで忘れてたけどそうだった。
いやぁ、ロシナンテさんに合わせる顔がねェぜ。それどころか船長にも合わせる顔がねェ。
まあ今はそんなプライドと信念よりも船長の命。
私は足を止めることなくコロシアムまで走った。
・
『刀2本刺した…カエル…？？に、刀3本刺した、ネコ……でいいのかあれは……明らかに錦えもんさんとゾロ君だな………』
「ん？あれは……A殿！」
『あ、やっぱり……いやそんなことより！船長は！？』
「あァ…トラ男なら、ドフラミンゴに連れてかれた。だからルフィがコロシアムから出てきたら王宮まで行く」
ドフラミンゴぶっ飛ばす。許さねェ。
私が復讐に燃えていると頭に葉を乗せられた。かと思ったら謎の着ぐるみを着せられていた。
手を見てみると、肉球がくっついている。
ガラスに映る自分を見てみると
『これは………』
「狐でござる。これもまた、ぽぴらーでござろう」
『そ、そうか。狐か……』
確かに狐と言われれば狐かもしれない。ぽぴらーかどうかは置いておいて。
狐(仮)の着ぐるみに包まれた自分の姿を呆然と眺めていると、麦わらさんが泣きながらコロシアムから出てきた。
とりあえず王宮のある台地に向かって走りつつ、麦わらさんに何があったか聞いてみると、なんと死んだと思ってたお兄さんが生きていたと言うのだ。
麦わらさんのお兄さんは火拳のエース以外にもいるらしい。
そりゃあ死んだと思ってた兄弟が生きてると知ったら泣くか。
「えへへっ、エースが言ってたとおりだ。俺たち兄弟の絆は絶対に切れねェ！」
・
コロシアムを出てからしばらく走ると、いつのまにかゾロ君がいなくなっていた。
全く、方向音痴には困ったものだ。
今、お前もパンクハザードで迷ったろ。って思ったでしょ。ちっちっち、度合いが違うんだよ、度合いが。
だが船長の麦わらさんは「探してると日が暮れる」と言うので気にせず走り続けている。そのうち合流できるだろう。
「おっ、ルフィ！錦えもん！A！」
割と帰ってくるの早かった。
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ぴこぴこはんまー - 夜叉さん» いえいえ〜スモやんいいですよね！ (2023年4月19日 22時) (
レス) id: 4dd451f496 (このIDを非表示/違反報告)
夜叉 - 私スモやんも好きなのでありがとうございます。ロ (2023年4月7日 23時) (レス) @page22 id: 27acb71b9d (このIDを非表示/違反報告)
ぴこぴこはんまー - 夜叉さん» ありがとうございます😭トラ男さん、割と面倒見良さげなのわかります！引き続き夢主ちゃんを見守っていただけると幸いです。 (2023年4月5日 23時) (レス) id: 4dd451f496 (このIDを非表示/違反報告)
夜叉 - この夢主の性格すごく好きです。ローって意外と面倒み？がいいから楽だろうなって想像しやすかったです。 (2023年4月5日 18時) (レス) id: 27acb71b9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴこぴこはんまー | 作成日時：2023年3月30日 19時
