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モチャちゃんと少しお話をしながら子供達とチョッピー君御一行を待っていると、たくさんの足音に声が聞こえてきた。
どうやら子供たちが帰ってきたようだ。
ビスケットルームに入り、キャンディを手に持つモチャちゃんを視界に入れた途端「お前だけずるいぞ」とモチャちゃんとキャンディ目掛けて走ってきた。
『モチャちゃん、キャンディ持って先に行って。私が食い止める』
「う、うん！」
守りたい、この笑顔。
取り戻したい、あの笑顔。
これを胸に私は子供達を食い止めます。キャンディを持って走り出したモチャちゃんを見届けて改めて子供達に向き直す。
力づくで止めなければ止まらなそうな子供達を前に、私は何ができるだろうか。
生憎、今能力を使えば研究所に穴が開きガスが入ってきてしまう。
そんなことになったら私はA級…いやS級戦犯として語り継がれることになる。それは嫌だ。
そういうわけで私が子供達を止める術はただ一つ、私が全身で盾となるしかない。
『止まってくれ〜！頼む！』
「邪魔だ！」
「どけ！」
「キャンディよこせ！！」
『ぐはっ』
止める私に子供達は罵詈雑言を浴びせてくる。
これが割と心に来るもので、私の体より先に心の限界がきた。
私は子供に弱いのかもしれない。
そんなことは置いておいて……
その場に膝をついてしまった私は子供達の押しに負け、結果的にモチャちゃんの元へ子供達を行かせてしまうことになった。
すまないモチャちゃん。
「A！！あんたどこ行ってたのよ！？」
『ナ、ナミちゃん…！！私よりモチャちゃんを…』
「モチャ！！」
子供達に踏んづけられた後、地面に倒れているとチョップー君御一行が到着した。
私は止めきれなかったがこの人たちなら止めてくれる。「後は任せた」と残し大の字になって寝転ぶと御一行から説教くらいました。「まだ立てるだろ、手伝え」と。
その通りです。すみません。
子供達に踏まれて泥の付いた服を払いながら立ち上がるとヒヤリと寒気がした。
振り返ってみるとモチャの前には緑髪で鳥の羽を持った人が立っている。モネだ。
モネの能力のお陰で出口は塞がれている。
さらに酷くなっていく吹雪の中、元生首侍とブロック君とウサップ君は海楼石の手錠を探しに、私含む残りの人間はモネと戦うこととなった。
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ぴこぴこはんまー - 夜叉さん» いえいえ〜スモやんいいですよね！ (2023年4月19日 22時) (
レス) id: 4dd451f496 (このIDを非表示/違反報告)
夜叉 - 私スモやんも好きなのでありがとうございます。ロ (2023年4月7日 23時) (レス) @page22 id: 27acb71b9d (このIDを非表示/違反報告)
ぴこぴこはんまー - 夜叉さん» ありがとうございます😭トラ男さん、割と面倒見良さげなのわかります！引き続き夢主ちゃんを見守っていただけると幸いです。 (2023年4月5日 23時) (レス) id: 4dd451f496 (このIDを非表示/違反報告)
夜叉 - この夢主の性格すごく好きです。ローって意外と面倒み？がいいから楽だろうなって想像しやすかったです。 (2023年4月5日 18時) (レス) id: 27acb71b9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴこぴこはんまー | 作成日時：2023年3月30日 19時
