死にたがりの海軍大将 4【ONEPIECE】 (ページ1)

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生存97日目ページ1

必死だった

『ほら、ここまで？』

目の前で余裕そうにしている大将を捕まえるのに

「そういう大将こそ…」

『、…ぅわ！』

先ほどまでガープ中将と手合わせしていたせいか、少しの隙が見えた

今しかない、

大将に仕掛けた攻撃は綺麗に当たり吹き飛ばされていった

「やっと捕まえた…！」

体制を立て直そうとする前に追い込んでしまえば、もう僕の流れだ

『ち、ちかい…！』

「おー大胆じゃねーか」

「ぅわッ！ご、ごめんなさい！」

耳に入ったヘルメッポさんの言葉にハッと我に返る

なんて大胆な行動をとってしまったんだろう…！

『へぇ…やるじゃん』

羞恥心に悶えていたせいか、大将が呟いた言葉は耳に入っていなかった

『私も負けてられないよね』

「っが、…！」

さっきまで僕が組み敷いていたはずなのに

大将の蹴りが綺麗にヒットした

『……油断してた…すごい良くなってるじゃん！この調子だね』

滅多に鍛錬では誉めない大将からの言葉

まさかついにその時がくるだなんて

「ッ、…はい！！」

嬉しくて少し泣きそうだったのはどうか気づかれないでほしい

『…見聞色ができたなら…武装色もできるといいよね』

「が、がんばります…」

またお褒めの言葉をいただけるのは当分先かもしれない