死にたがりの海軍大将 3【ONEPIECE】 (ページ9)

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航海10日目ページ9

白ひげの元にいるようになって何日か経った

兄はまだ一撃も白ひげに攻撃を当てられていなかった

毎日傷を作ってめげずに戦いを挑んでいる

私は今の状況に甘んじて何もできていない

『……』

「なんだぁ？A元気ねぇな」

『……兄貴は本当に頑固だって思っただけ』

「はぁ!?お前もだろ！」

兄だけに重責を持たせるわけにはいかない

『……あの、お願いがあるんですケド…』

「お、妹の方じゃねぇかよぃ」

訪ねたのは一番隊隊長マルコの元

『…ちゃんとした手当のやり方を教えて欲しい、』

「…ほぉ？鍛錬のお願いじゃないのかよぃ」

『もちろん強くなりたいけど…私には無理…』

「じゃあ、これからずっと兄の後ろで守ってもらうのか？」

『っ、…それは…』

痛い所を突かれてしまった

能力を手に入れたのはいいものの、兄には到底及ばない

「強くなりたいなら、手伝ってやるよぃ、もちろん手当のやり方もな」

にっこり笑顔を向けられながら言われた

私の返答なんて分かりきってるはずなのに

『…強くなりたい…兄さんと同じぐらい、いやそれ以上に！お願いします!!』