死にたがりの海軍大将 3【ONEPIECE】 (ページ4)

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航海4日目ページ4

４人で過ごす毎日は楽しくて、夜は早く明日にならないかとワクワクしたものだった

でも、その幸せな日々は続くことは無い

サボが両親の元に戻ってしまったことから何かが少しずつ狂い始めた気がした

『サボがいないの寂しい…』

「俺も！」

「うるせぇ！」

私とルフィが寂しいと声を上げ、エースが嗜めるそれが毎日

今日も何ら変わらない一日、だと思ってた

何か嫌な予感がすると思うときに限ってその予感が的中してしまうんだ

『嫌なにおいがする…』

小さい時から好奇心だけは人一倍あった自分

エースたちと離れて一人ゴミ山を漁っていた

いつもとは違う嫌な臭い

耳に入ってくる叫び声

肌に感じる熱

『なにこれ…』

目の前に広がるのは火の海

『痛い…』

タイミング悪く頭痛が襲ってくる

今思えば、ここから覇気が少しずつ姿を現してきていた

人々の絶望の叫びが集まって、強くなる

『お兄ちゃん…ルフィ…どこ…！』

この日ほど、自分の行動を悔いた日はない

痛みに耐えながら、小さく足を踏み進め二人を探し始めた