死にたがりの海軍大将 3【ONEPIECE】 (ページ24)

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航海25日目ページ24

隊長たちが先陣を切って突撃していく

そのおかげでいくらか移動しやすくなった

「紅き氷だ！捕えろ！」

『…雑魚には興味ないんだよね』

でも、敵がいないわけではない

将校クラスの海兵が私を見つけるとすぐさま襲い掛かってきた

きっと、そのうち大将あたりに連絡が行くんだろうなとか考えてしまう

時間との勝負、負けてられない

「ひぃ…」

『ごめんね、私はここで負けるわけにはいかないの』

命を奪うまではしない、せいぜい戦闘に参加できないくらいで辞める

トドメまでさす勇気がなかった

「おい！紅き氷は居ないのか！」

「隊長らの所にはいないようです！」

足を進めているとそんな会話が耳に入ってきた

海軍にとって白ひげの次に捕えたい存在

血眼で探している

気づかれないように息を潜めて先へ進む

そんな時だった

「戦場へ戻れ」

低く、冷たい言葉

反射で体が止まった

『赤犬…、あれ、』

ちょうど私が身を隠した建物に、他にも二人の影が

「ひぃ！紅き氷…！」

見覚えのある二人だった