死にたがりの海軍大将 3【ONEPIECE】 (ページ22)

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航海23日目ページ22

エースを助けに海軍へ向かう

そう分かってから、体の震えが止まらなかった

武者震いなのか、それとも恐怖か

なんとなく、嫌な予感がしていた

でも、それでも、唯一の家族を失いたくなかった

「大丈夫かよぃ」

ぼーっと海を眺めている私をマルコが声をかけてきた

船は公開処刑が行われるマリンフォードへ進んでいる

『…大丈夫、』

「大丈夫じゃないんだな」

さすが、我らが隊長といったところ

何もかもお見通しのようだ

『確かに、大丈夫とは言えないかもしれない』

私は、マルコにすべてを話した

私に兄を助け出すことが出来るのか

私に、勝ち目はあるのか

親父にあんなに大口叩いたのに、情けないって

「……」

『ほんと、私なんて馬鹿だよ』

「俺はそうとは思わないねぃ」

マルコはそうはっきりと伝えてきた

まっすぐ、私を見ながら

「不安だなんて誰でも持ってる、Aだけじゃないよぃ」

『……』

「それに、助けに行くのはお前だけじゃないからな」

『…！』

「白ひげの仲間がいるだろうが」