死にたがりの海軍大将 3【ONEPIECE】 (ページ3)

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航海3日目ページ3

それでも、エースのルフィに対する不信は続かなかった

私の体調が良くなくて木陰で一人休んでいた時のことだ

遠くがやけにうるさいと思えば

「おいA！こいつの手当てしろ！」

『な、何事!?』

エースとサボが項垂れているルフィを抱えてきた

話を聞けば、本物の海賊に目を付けられここまで大けがをさせられ
それを二人が助けに行って今に至るそう

『こんなに傷ついても口割らなかったのすごいね…』

「ｸﾞｽｯ…」

泣きながら私の手当を受けているルフィ

本当に年下とは思えなかった

そこから、エースはルフィに少しずつ心を開いていった

毎日手合わせをしたり、狩りをしたり

ダダンから怒鳴られることなんて日常茶飯事

サボが貴族だったっていう、その時はよくわからない話もされた

＿＿＿＿

ある何も変わらない日常

いつもなら獲物を捕りに行くところを、今日は一つの切り株を前に四人で取り囲む

「なぁ、知ってるか？盃を交わすと兄弟になれるんだぜ」

『…私とお兄ちゃんはもう兄妹じゃん』

「そうじゃなくて！ルフィとサボともだよ！」

目の前に用意された盃

並々と注がれる酒

「俺たちは今日から兄弟だ！」

笑顔の三人

交わした盃と、３人の笑顔だけは今も鮮明に覚えている