死にたがりの海軍大将 3【ONEPIECE】 (ページ18)

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航海19日目ページ18

「今は一緒じゃねーのか？」

『……うん、ちょっとね』

「？」

これは私たち白ひげの事情だ、ルフィ達まで巻き込むわけにはいかない

「あの…」

『ん？』

次の話の話題を模索していると、別の人から声をかけられた

今度は麦わらの一味ではない

海兵だ

『どうしたの、海兵さん』

桃色の髪にバンダナをつけた好青年

「あ、あの…紅き氷のAさんですよね…!?」

しどろもどろに聞いてくる彼

どこか見覚えがある気がした

でも、あの子は海軍支部の雑用だったはずだ

じじぃと一緒にいるってことは彼は本部に所属していることになる

結論づけた私は、勝手に約束を交わしたあの子と、今回話しかけてきた子を別人だと考えてしまった

「僕のこと覚えていますか…？」

『ごめん、…わからない』

「…!?」

申し訳ないぐらいに悲しそうな顔をするから、こちらも悲しくなってくる

「ひぇっひぇ！忘れられてやんの！」

隣の金髪が独特な笑い方をする

でも、じじぃの部下ということは強いはずだ

油断は禁物、した方がいいよな？

どうしてもこの二人からは強い敵意は感じられなかった

むしろ、どことなく懐かしい感じがした