死にたがりの海軍大将 3【ONEPIECE】 (ページ1)

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航海1日目ページ1

生まれたときから、兄と一緒だった

ダダンの元でやんちゃをしている時だって、

海に出た時だって、

親父の仲間になった時だって、

ずっと一緒だと思っていたのに

「おいA！置いてくぞ！」

『ちょ、待ってってばー!!』

いつも私は兄の後ろをついて回っていた

本当に相当な悪ガキだった

「おーい！こっちに良さそうな獲物あるぞー！」

兄とサボ、そして私

三人で海賊になるために金品やら宝物を集めていた

時々大きなクマやワニを狩って力をつけたりもした

サボと出会ったばかりの頃はエースを取られたと思ってかなりむくれたものだ

『ねぇサボ！今日はどうやって倒すの？』

「そうだなぁ…Aが囮になって…」

「なんでそうなるんだよ！絶対囮なんかさせねぇからな！」

今考えれば、エースはちょっとシスコン気質だったのも知れない

「俺が倒せば問題ねぇだろ」

「いや、俺だね！」

『そろそろ私も倒せるようになりたい…』

「「お前にはまだ無理だろ」」

『もう…私だってもっと強くなりたいのにー!!』