死にたがりの海軍大将【ONEPIECE】 (ページ8)

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生存3日目ページ8

「え…」

ポロッと零してしまった独り言に反応されてしまった

『…親父やエースがこの世を去って喜ぶ人が多いのは十分わかってる』

もちろん海賊が悪で、海軍が善

その考え方は合っているのかもしれない

『でも、親父が居なくなって生活が脅かされる人々だって居るかもしれないのに』

「……」

きっと親父の後釜を狙って沢山の海賊たちがナワバリを争うはず

それなのに何も出来ない私は無力だ

『ま、死にたがってる私が言うことじゃないけどね〜』

ヘラっと笑ってみせると、神妙な面持ちで私を見ていた顔が驚きに変わる

「大将…死にたいんですか…？」

「せっかく生きてるのに…」

口々に言ってくる2人

私の気持ちなんて何も分からないくせに

何がわかるって言うんだよ

『……、』

「うわ、……！」

「な、何するんですか！」

つい衝動的にコビーの胸ぐらを掴み押し倒してしまった

振り上げた拳を自制心で止められたことが唯一の救いだった