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生存2日目 ページ7

「さて、手錠を外すか」



ポケットから鍵を取り出して手錠を外してもらった



気だるさが一気に無くなり力が戻ってくる




「さぁ、大将紅狐(べにぎつね)として頑張るんだぞ」




そんな言葉と共に頭を撫でられた



久しぶりの感覚




『じぃちゃん…ありがとね、…いろいろと』



聞こえたかは分からないけど、お礼を言ってじじぃとは別の方向へ




「お部屋まで案内しますね」



ニッコリと笑顔を向けられて歩き出す



『……怪我は平気?』



確かこいつ、…コビーだっけ…



殺されかけた私を庇ってサカズキ相手に戦いはやめようって抗議した奴



単にバカなのか優しさなのか



海賊を庇うなんてありえないのに




「お陰様で元気になりました」



気絶したこいつを運び出したのは最早いい思い出



「こちらが大将のお部屋になります」



通された部屋には机に椅子、ある程度生活できるほどのものが揃っていた



『わぁ…正義のコート』



一生手に取ることは無いと思っていた海軍のコート



背中にはご丁寧に書かれた"正義"の文字







『本当の正義ってなんなんだろうな』

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作者名: | 作成日時:2021年6月16日 10時

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