死にたがりの海軍大将【ONEPIECE】 (ページ41)

今日:1 hit、昨日:16 hit、合計:219,278 hit

生存36日目ページ41

息抜きから戻ったあと残りの仕事をすぐに終わらせヘルメッポに持たせた

『……』

そして今、卓上ミラーの前で自分の顔と睨み合ってる私

傍から見ればただの変な奴だろう

『に……』

上手く口角が上がらない

一体いつから私の口はこんなにへの字に曲がってしまったんだろう

最後に心の底から笑ったのはいつだったか

笑ったとしても、自嘲的だったり人を煽るようなものばかりで

『……』

楽しさで笑うなんて、船を降りてから1度もない

『夜食作った時…』

確かコビーに笑ったって言われた

それでも無意識

それを除けばちゃんと笑ったのはゼロ

きっと私が笑顔になることなんてない、そう思っていた時

「大将、今よろしいですか？」

ノックとともにコビーの声が聞こえてきた

驚いた私はつい反射で卓上ミラーを畳む

『ど、どうしたの』

「いや…お疲れかと思ってコーヒーをお持ちしたんですが…」

ひとり焦る私を心配そうに見ながらカップを机へ置いてくれた

"大将が笑えば、コビーが1番喜びますよ"

脳内で反芻されるヘルメッポの言葉

私が笑顔になれば、本当にこいつは喜んでくれるのか…、？