死にたがりの海軍大将【ONEPIECE】 (ページ36)

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生存31日目ページ36

『…………』

仕方なしに少しずつ口に食べ物を入れていく

「ちゃんとスープも飲んでくださいね」

そばにずっと居ながらじっと私を見ているコビー

なんなら優しく嬉しそうに微笑んでいる

こんな私見てたところでなにも面白くなんかないのに

『…ご馳走様』

意外と食べやすかった雑炊

スープとともに完食してしまった

「ちゃんと食事は取らないとダメですよ」

『別に私の好きでしょそれは』

「そうですけど…心配なんです」

"心配"ね、…

『そうだね、"監視対象"の私が勝手に死なれたら、怒られるのは自分だものね』

「なっ…違いますよ、！そんなんじゃないです…！」

皮肉交じりに言ってやれば勢いよく否定の言葉が飛んできた

『じゃあ何？こんな私が哀れに思ったの？』

「それも違います…僕はただ…」

『ただ？』

そこまで言って黙ってしまう

私に背を向けていたから顔は見えなかった

『ちょ、…大丈夫？』

「大丈夫です！では、失礼しますッ！」

空になった食器を持ってそのまま出てってしまった

『結局なんだったんだよ…』