死にたがりの海軍大将【ONEPIECE】 (ページ35)

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生存30日目ページ35

「体調のこともありますから、無理して全部食べる必要は無いです」

『……私は戻してって言ったんだけど』

鋭い目付きで僕を睨みつける

昔の僕なら間違いなく震え上がっていたはず

正直怖いけれど、それよりも心配の方が勝っていた

「それでも少しは食べてください、死んでしまっては元も子も無いです」

『……死ねるなら本望だよ』

そうだった…この人死にたがっていたんだった…

完全に頭から抜けてしまっていた

そちらがそう言うのなら、

「そんなに食べたくないなら、僕が食べさせましょうか？」

『は？』

雑炊とスプーンを手に取りベッドそばの椅子へ腰掛ける

「ほら、口開けてください」

『……!?』

1口分掬ったスプーンを向ける

驚いた大将は動揺を隠しきれていない

『、……わかったよ、食べればいいんでしょ』

僕の手元から器とスプーンを奪い取り少しずつ口に運び始めた

「どうですか？」

『……ちょっと冷めてる』