死にたがりの海軍大将【ONEPIECE】 (ページ25)

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生存20日目ページ25

「そういやコビー、お前雑用の頃にA大将と会ったことあるんだろ？」

「ありますよ、多分本人は忘れてますけど…」

ポケットから小さなハンカチを取り出して包みを開けば

小さな氷の四葉のクローバーが入っている

「ほんとよく持ってるよな、それ」

「僕の宝物ですから」

"楽しみにしてるよ、将校になって私を捕まえるの"

にこやかにそう言われたのを今でも忘れない

「それで惚れちまったんだもんなぁ、海賊に」

「な、、！違いますよ！」

笑われながらそう言われて急いで訂正する

「どの口が言ってんだかなぁ…、

紅き氷の話が出る度に目を輝かせてたのはどこのどいつだ？」

「うっ……僕ですけど…」

A大将の話が出る度に、少し嬉しかったのは事実

ルフィさんとは違った嬉しさ

「それなら尚更大将に死んで欲しくないだろうな」

「僕は、楽しそうに活き活きしていたA大将が好きなんです

今は何も楽しくなさそうで、見てるこっちまで辛いです」