死にたがりの海軍大将【ONEPIECE】 (ページ12)

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生存7日目ページ12

「覇気は使えるんですか？」

ある程度自己紹介を終わらせると質問が飛んでくる

『ん〜、一応全部使えるけど…

基本全部エースにいっちゃったからなぁ…』

「というと…？」

『……エースの方が強いんだよ、』

力も技術も何もかも、エースには勝てなかった

『覇王色は覚醒しててもまだ自分の意思で使えるわけじゃないし…

武装色もなんとも言えないし…』

それでも唯一のものがある

『エースに勝てるの見聞色の覇気ぐらいじゃない？』

「見聞色…!?」

『え、なに、どうしたの』

いきなり食いついたかと思えば

「僕の見聞色の覇気を鍛えてほしんです…！」

『え、無理』

「そ、そんなぁ…」

なんとも無謀なお願い

『だって鍛え方なんてよく知らないし、それぐらい自分でやれよ』

詳しく話を聞けばこの前の戦いで覚醒したとか

『ふーん…なるほどね〜』

きっと沢山の命が散っていったから

豊かな感受性がそれを拾ってしまったのかな

『優しいんだね、君は』

「そ、そんなことないです…僕なんて…」

すぐさま謙遜する

自分に自信が無い証拠

『そうじゃなければ、サカズキ相手にあんな行動しないでしょ』