死にたがりの海軍大将【ONEPIECE】 (ページ48)

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生存43日目ページ48

「え、…」

僕に向けられた大将の目線は冷たく鋭かった

『動揺が見え見えだし、いつもよりぎこちないし…やる気ないんでしょ？』

「そ、そんなこと…、！」

『あるでしょ』

言い返そうとしても上手く返せなかった

怒りをあらわにしている大将が放つ有無を言わせぬ威圧

『……戦っている時は私情を持ち込むのはダメだよ、』

「っ、……」

全て大将の言う通りだった

どうしても昼間にあったことがチラついて集中出来ていなかった

『もし私がまだ海賊だったらどうするつもりだったの』

己の甘さに言葉が出ない

『好意を寄せていようが、尊敬していようが敵は敵、油断を見せてやられてしまったらダメなの』

「はい、…」

『そんなんじゃ、誰も捕まえられないよ』

そう言って僕に背中を向けてしまった

「すみません…」

『別に、謝って欲しいわけじゃない…、分かればいいよ』