49, ナビ ページ9
「あーっ!!チョッパーさーん!!」
「えっ!?ブルック〜!!」
時折聞こえる麦わらの一味の人らしい人からのナビのおかげで、私が先導する必要が無くなり、少しホッとしていた所でまた1人麦わらの一味の人が来た。
人なのかはちょっと不明だが、何か白い塊を抱えている。
「大変なんですキンエモンさんが、死のガスをくらい死んでしまいましたー!!」
「え〜〜〜っ!!?」
話を聞くと、どうやら自分の息子を探すために道を引き返したらしい。
「……ブルックさん…でしたか…」
「ええ、そうです！えっと…」
「…Aです……そのまま、絶対に落とさないようにしてください…」
「それはもちろん！」
「…絶対とは言い切れませんが、まだ彼にも希望はあります…」
「本当ですか!?」
そろそろ自分に掛けた命令の限界を感じつつもそう言えば、彼は顔を明るくする。
走っていき、もうR棟が見えて来た所で、ガスが後ろから追いかけてくる。
『急げチョッパー、ブルック!!あと50m!!ガスを振り切れェ!!!』
「わかったウソップー!!!」
「…ゔっ…」
「おい、A！」
もう扉が目の前にあるにも関わらず、体が傾く。
何とか力を入れようとすると、体が浮いてスピードが加速する。
「何やってんだA！みっともねぇなァ！」
「…ハル」
上を見れば、悪戯っぽく笑って私の服を掴んで持ち上げる鷲の姿のハルがいた。
そしてそのまま大きなトロッコの上に降ろされた。
降りる直前に後ろを振り返ると、トニー君達も無事にR棟へ入れたようで安心した。
「…ローっ…！」
「!?おい！」
状況のせいか"昔"を思い出し、ついついそう呼んで駆け寄ってしまった。
ばふりと胸に飛び込んだ所で私の意識は途切れた。
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時々雨(プロフ) - コメント失礼します。とても気になるところで終わっていて……続きは長い間時が経っているので、ないのでしょうか……？とても主人公と話の流れが気に入って是非続きがあれば読みたいです。書いてくださるならゆっくりと待っていたいです。 (2020年5月28日 2時) (
レス) id: c2ca6770a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和泉 | 作成日時：2019年9月23日 17時
