63, コロシアム ページ23
ドフラミンゴの部下達と会うため、そして麦わらさんの強い要望により、私達は"コリーダコロシアム"に来ていた。
まだ始まっていないらしいが、既に血を求めて熱狂する観客の歓声が聞こえてくる。
「すげェ歓声だ」
「待てーっ!!」
突然大きな声が聞こえ、顔をそちらに向ける。
見ていると、片足の兵隊のおもちゃが軽快にコロシアムの窓枠？に着地した。
「ノロマ共め!!見ろ!!片足をコロシアムへつっこんだぞ!!!」
叫んでいる言葉を聞いていると、どうやらこのコロシアムには"警察"や"海軍"は立ち入り禁止な上に、コロシアム内で犯罪者を見ても逮捕することができないらしい。
きな臭いなと思いため息を付く。
「やや！これはご老体、お荷物でもお持ちしましょうか!!」
「何だ、急に礼儀正しいな」
「あははは！面白ェ兵隊」
「………」
麦わらさんに面白いと言われて嬉しかったのか否か、兵隊のおもちゃはペタンペタンと地面で遊んでいる(ように見える)
因みに私は2人のように付け髭は付けていない。帽子の上からフードを被り、サングラスをかけているだけだ。どう見たって"ご老体"ではない！
『一般からの出場受付打ち切りますよー!!どうせいないんでしょ!?ヒヨって!!アハハハ!!』
拡声器の声が聞こえ、麦わらさんが参加をするためにそちらへ向かう。
正体をバラすなというフランキーさんの心情を知ってか知らずか、そのまま『ルフィ』と書こうとする麦わらさんをフランキーさんが殴って止める。
「…"ルーシー"でいいんじゃねェか」
「お、いいな！それで行こう!!」
ハルの提案に乗った麦わらさんが『ルーシー』と紙に書き、楽しげに笑って会場へ入って行った。
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時々雨(プロフ) - コメント失礼します。とても気になるところで終わっていて……続きは長い間時が経っているので、ないのでしょうか……？とても主人公と話の流れが気に入って是非続きがあれば読みたいです。書いてくださるならゆっくりと待っていたいです。 (2020年5月28日 2時) (
レス) id: c2ca6770a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和泉 | 作成日時：2019年9月23日 17時
