41, スライム ページ1
映像電伝虫によって映されたのは、巨大な飴とカエルのような見た目のスライムの姿。
シーザーの話によれば、スライムに巨大な飴−つまり"エサ"を与えることで、「シノクニ」という完璧な殺戮兵器を完成させるらしい。
「…これが……」
唖然と見ている内に、シーザーが一人芝居を始め…
「シュロロロロ…!!生まれ変わるんだ!!さァ"スマイリー"!!」
「でっけーカエル!!」
「さァ生まれて来い…!!殺戮兵器"シノクニ"……!!!島の景色を一変させちまえ!!!」
シーザーがそう言った次の瞬間、スライムは毒々しい色をした煙に変わり、凄まじい速度で島を覆っていく。
飲み込まれた人達はそのまま白く固まり、動かなくなっていく。
「−あー!!!おい見ろ!!ほら ゾロ達!!! 煙に追われてるぞ!!!」
どうやら追われている中に麦わらの一味の人がいるらしが、檻の中の3人は冷静そうだ。
そして…
"ガコン…!"
その音と共に檻が傾く。
「この殺戮兵器"シノクニ"の前には…4億の賞金首も……海軍の中将も!!!"王下七武海"でさえ何もできないと、世界に証明してくれ!!」
下卑た表情のシーザーを見ながら、檻ごと外へ出された。
下からは研究所の中へ避難できていないG-5の海兵さん達がここにいる"中将さん"達へ指示を仰いでいるらしい。
全く困っていなさそうな呑気な3人を他所に、船長が話を切り出した。
「……ヴェルゴの登場は想定外だったが…麦わら屋…おれ達は"こんな所で"つまづくわけにゃいかねェんだ…!!作戦は変わらず−今度はしくじるな…!!」
「反撃に出るぞ」
165人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
時々雨(プロフ) - コメント失礼します。とても気になるところで終わっていて……続きは長い間時が経っているので、ないのでしょうか……?とても主人公と話の流れが気に入って是非続きがあれば読みたいです。書いてくださるならゆっくりと待っていたいです。 (2020年5月28日 2時) (レス) id: c2ca6770a2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:和泉 | 作成日時:2019年9月23日 17時