ドSコレクション【フィッシャーズver】 (ページ10)

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シルクロード　Ⅲ　（サクちゃんさんﾘｸｴｽﾄ）ページ10

「シルクー！かまってかまって！今日、ハロウィンだよ！お菓子！お菓子！」

「・・・っせぇなぁ・・ｗ十一月もうなってるだろｗ何がお菓子だよ・・」

シルクが、パソコンに向かいながら言う。

「それと、まだメインの編集終ってねーの！」

そりゃそうだろうな

午前中は大学だったのだから。

けれど私は、そんなことも気にせずにどんどんいう。

「ハロウィンなんもしてないからさー！今日ぐらいメインはおやす・・・」

「・・・ぁ？」

シルクが、ギロッとこっちを睨む。

どうやら、地雷を踏んだらしい。

シルクは、キーボードを打つ手を止めて、まっすぐこっちに向き直る。

「いくらお前が好きでも、今のは許せんわ・・」

シルクが静かに怒る。

マジ切れ・・・・だ・・・

私はとっさにそのことを悟り、ぱっと下を向く。

「ごめん・・その・・昨日は一緒に入れなかったから・・その・・一緒に居たかっ・・・」

ダンッ！！！！！！！

「え」

押し倒されてる・・・？？

「・・・かまってやるよ、お前のためにな」

シルクが、冷ややかにふっと笑う。

「けど、お前が望んでるものと違うかもね」

そういうとシルクは、私の首筋のあたりに唇を寄せる。

「ひゃぁっ！！」

鋭い痛みが、首筋に走る。

「・・・だから言っただろ、お前の望んでるものとは違うってな」

シルクが、ニヤァっと笑う。

「痛い・・シルク・・・もういいから・・っ！」

私は無理やりシルクを離れさせようとする。

「トリックアートトリートだけど、おいしいお菓子はいらないな、俺は」

シルクがつぶやく。

私は、その一瞬でさとる。

「…察したか・・？そうだよ、今晩のお菓子は、お前ってこと」

そういって、シルクは、再び編集へと戻って行った。