ドSコレクション【フィッシャーズver】 (ページ6)

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シルク・マサイ　Ⅱ　メロンさんﾘｸｴｽﾄ　※Ｓじゃないかもページ6

久々の休暇。

私はふうーと言いながらソファの上に寝転んだ。

ピンポーン

「な・・・」

せっかく寝転んだところにチャイムが鳴る。

「はぁ・・い」

私は不機嫌気味でドアを開ける。

「よっす！」

「シルク。マサイ」

そこに立っていたのは幼なじみのお二人さんだった。

この筋肉野郎とガリガリ君が・・・←

「ってことで、今日休みだろ。お邪魔しまー」

そういってシルクが勝手に靴を脱いで上がってくる。
その後ろからマサイもお邪魔しますとぼそっと言い、入ってくる。

「さーて、12時だな、お昼お昼っと！」

そういってシルクがキッチンへ入っていく。

ここ誰の家なんだよ・・・

私はそう思いつつも、ストンとソファに座る。

「焼きそばでいいー？」

「おーいいよー」

シルクの問いかけに、即答でマサイが答える。

「・・・せっかくの休みが・・」

「お疲れだね、霞も」

そういってマサイが自分の体に引き寄せる。

「マ・・？マサイ・・！？」

「ん？」

マサイは何だよ、という顔をしながらもぐいぐい自分の方へ体を近づけてくる。

「マサ・・・」

「しゃべんな。今は俺に黙ってくっついとけ」

マサイが鋭い顔でギロッとにらむ。

「おーい！焼きそばで来たぞぉー」

シルクがキッチンからぱっと飛び出してくる。

そして二秒後に顔が険しくなる。

「ふーん。霞、お前・・」

シルクが机にお皿を置いて、マサイが座ってる方と反対方向の左側へ座る。

「俺に妬かせてんのか」

そういってシルクが「あーん」といって焼きそばを口まで持ってくる。

「あ・・・あーん」

私は何よりおなかがすいていたので恥より口が先に動く。

案の定マサイの顔が険しくなる。

「くっそ・・」

小さくそう聞こえたその瞬間、マサイが焼きそばをぱくっと口にする。

「はぁぁぁぁぁん！？お前にあげたんじゃねえよｗ！」

シルクが叫ぶ。

マサイは、食べて当たり前という顔をして

「うるさい」

といってまた引き寄せる。

数分間二人のにらみ合いが続く。

「なぁ」

突然シルクが切り出す。

「今日の夜、勝負しねえか」

「ふっ。望むところだ」

そういって二人はニヤッと笑った。