最強無敵になんかなれなくていいから神様、いるならお願い【ONE PIECE】 (ページ4)

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《もう戻りはしない日々》２ページ4

朝食中

「…あのな、ヒロ…？」
「ん…っく、なぁに？」

急いで物を飲み込んだ僕に、兄さんが少し震えた声で言う

「…俺な、カレアと付き合うことになった」
「…ダウト…」
「…セレストとヘレンも付き合うって…」
「…待って…嘘じゃないの…お願い嘘って言って…」
「それで…、信じてくれないだろうから…＊＊に保証を頼んだんだ…
…気持ち悪い兄さんで…ごめんなヒロ…っ」

ポロポロ、と兄さんの目から涙が零れる

「…え、う…あ…うん
…と、取り敢えず泣かないでよ、兄さんが好きになった人が極悪人じゃない限りは…僕も頑張って許容するよ…？
…おめでとう、って言うのが正しいのに、全然正しくない気がするのなんでかな兄さん…」

居間に流れる重い空気を吹き飛ばすように＊＊さん

「…っはは！もういいだろユウガ！ヒロにゃあ敵わねぇって！」
「…ふはっ
どうやら、そうっぽい」
「さっすがヒロくんーユウガの弟でぇ、僕達の弟分ー」
「…酷いことにならなくてよかったぁ」
「信じたらキスとかする予定だったらし
「待ってそれもうエイプリルフールじゃない」
…初耳か？」
「…ヒロ君マジで愛してる」
「は、はぁ…」