賭博の一匹狼3 ページ43
「…………」
出口へ向かうAの姿をじっと睨む男
「…………おい、キラー」
「…なんだ？」
「…お前にぶつかってきたあの女……どっかで」
ｶﾞｼｬｰﾝ!!!
男がそう聞こうとした時、皿の割れる音がして2人はカウンターの方へ目を向けた
店員「…しｯ！失礼しましたァ！！！」
皿を割ってしまい、慌てて謝罪する店の女
男が再び出入口へ目を向けると、もう既にAの姿はなく
代わりにワイシャツを着た男が店へ入ってきた
「…なんだ？キッド」
「……………いや。…なんでもねぇ。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
店員「あ！！オーナー！！」
「いやあ、すみません。今日はお店もゆったりしてると思って他の買い出しもしてきたんですけど、まさかこんなに混んでいるとは、」
店へ戻ってきたオーナーと呼ばれる男は、調理台に置いていた前掛けを腰へ巻き、袖を捲りながら伝票へ目を通す
ｵｰﾅｰ「でも僕がいない間にこれだけの注文捌いたのはすごいですよ」
店員「………2、3枚ほど…お皿割っちゃいましたけど…」
ｵｰﾅｰ「あははっ、気にしないでください。ケガはありませんか？」
店員「…はい……皿は新聞紙に包んで処分しました、」
ｵｰﾅｰ「皿はストックがあるのでご心配なく。……さて、残りの注文もやって行きましょう」
店員「…はい…！」
店員の女性を元気づけ、注文されている料理を作っていく男
そして忙しさのピークが過ぎ客足も疎らになってきた頃、店員の女性は思い出したように切り出した
店員「あ、そういえば。…オーナーが買い出しに行かれてる間に来られたお客様で、なんか…"キノコ"を探してるって言う人がいらっしゃいました、」
ｵｰﾅｰ「……え？」
店員「私はこの島について詳しくないのでオーナーに聞いてみたらいかがですかと勧めて、オーナーが帰ってくるのを待ってたんですけど…
お店が混んできて、"またオーナーがいる時に来る"と言って帰られたんです。」
ｵｰﾅｰ「…………へぇ〜」
…
ｵｰﾅｰ「…………………意外と早かったんですね。」
店員「え？」
ｵｰﾅｰ「……………いえ。……では、その方がお見えになったら、その"キノコ"についてお話を聞いてみましょうかね。」
オーナーと呼ばれる男はニコリと笑い、冷蔵庫から食材を出し、ディナータイムの仕込みを始めた
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黒髪の色白さん(プロフ) - ミるくさん» コメント呼んだだけで発狂するぐらい喜んだのは初めてでございます。。ご期待に応えられるようこれからも頑張っていきます！！ (2021年5月22日 0時) (
レス) id: b48d1e31b9 (このIDを非表示/違反報告)
ミるく - すっごい面白い！笑更新が待ち遠しくてこの作品のために一週間乗り越えられます笑笑これからも更新頑張ってください！ (2021年5月21日 22時) (レス) id: bca0fd11c6 (このIDを非表示/違反報告)
黒髪の色白さん(プロフ) - 美優さん» コメントありがとうございます！！そう言っていただけてとても感激しております！！これからもよろしくお願いします＜(_ _)＞ (2021年5月16日 2時) (レス) id: b48d1e31b9 (このIDを非表示/違反報告)
美優(プロフ) - すごく面白くて一気読みしちゃいました！更新楽しみにしています！ (2021年5月15日 12時) (レス) id: 752e5a7709 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒髪の色白さん | 作成日時：2021年5月11日 0時
