闘う掃除婦17 ページ26
ｴｰｽ「………あーっ、くそっ……」
Aが船内へ入っていった後、俺の体が無意識に燃えていることに気づいた奴らに散々からかわれた
……ほんのちょっと動揺しただけだし！！、そもそもタオル1枚で外に出てくるアイツが悪ィんだよ！！
、、あんな格好で堂々と親父の横に立ちやがって！！！少しは恥じらえよ！！！
堪忍袋の緒が切れる寸前の俺は、ニタニタするアイツらの視線を背中に感じながら「寝るっ！！」とだけ言い、船内へ入った
ｴｰｽ「……アイツら、…覚えてろ…！…」
むしゃくしゃしながら部屋へ行き、タンスからタオルを引っ張り出し乱暴に肩にかけて部屋を出る
んあーーーっ腹立つ！！
なんなんだよ、！、、なんで燃えんだよ俺っ！！！
わしゃわしゃと頭を掻きむしりながら廊下を歩く。この間にもデッキにいる奴等が俺の話で大笑いしていると思うと、余計腹が立った。
その勢いのまま、バッと脱衣場の扉を開けた
ｴｰｽ「…………」
中の光景を目にした瞬間、間髪入れず扉を閉める
一瞬自分でも何を見てしまったのか解らなくなり茫然自失、扉の前で固まってしまった
ｴｰｽ「……………ぉ……おい…？…」
漸く辛うじて声が出るようになり
ｴｰｽ「……………大丈夫、か…？…」
緊張した声で中に訊ねる
中からの返答がなく、扉をノックし今度は少しはっきりした声で呼びかけた
ｴｰｽ「おーい…？」
俺は扉を開け中を見ないように隙間から声をかけた
ｴｰｽ「、なぁ、大丈夫か…？……具合、悪ィのか？」
それでも返事がない事に胸騒ぎがして、腹を切って中の様子を見た
脱衣場の棚に背を凭れて座り込んでいるバスタオル姿のA。顔が向こう側を向いていて表情が見えない。
俺の呼び掛けに全く反応せず、急いで彼女に駆け寄る
ｴｰｽ「…おいっ」
顔にかかった髪の毛を避けて両手で顔をこちらに向かせる
そろ〜と瞼を開けた彼女が、ぽやっとした目で俺を見上げた
『………あぁ、……エース……』
ｴｰｽ「お前どうした？？」
『………あはは……のぼせちゃった。……ちょっと、休んでたの』
そう言ってへにゃりと力無く笑う彼女に、ふつふつと俺の中で何か湧き上がってくるものを感じた
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黒髪の色白さん(プロフ) - ミるくさん» コメント呼んだだけで発狂するぐらい喜んだのは初めてでございます。。ご期待に応えられるようこれからも頑張っていきます！！ (2021年5月22日 0時) (
レス) id: b48d1e31b9 (このIDを非表示/違反報告)
ミるく - すっごい面白い！笑更新が待ち遠しくてこの作品のために一週間乗り越えられます笑笑これからも更新頑張ってください！ (2021年5月21日 22時) (レス) id: bca0fd11c6 (このIDを非表示/違反報告)
黒髪の色白さん(プロフ) - 美優さん» コメントありがとうございます！！そう言っていただけてとても感激しております！！これからもよろしくお願いします＜(_ _)＞ (2021年5月16日 2時) (レス) id: b48d1e31b9 (このIDを非表示/違反報告)
美優(プロフ) - すごく面白くて一気読みしちゃいました！更新楽しみにしています！ (2021年5月15日 12時) (レス) id: 752e5a7709 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒髪の色白さん | 作成日時：2021年5月11日 0時
