闘う掃除婦3 ページ12
『ｯｺﾞﾎﾞ、、』
……ぃ…息が、、
力が抜け為す術なく沈んでいく体
……むりｯ、、
もう、、、持たない、、
『…ｺﾞﾎﾞ、…………』
強ばっていた体から完全に力が抜ける
ふ…と意識が飛びそうになった時
ガッと脇を支えられ、一気に浮上した
ｻﾞﾊﾟﾝｯ
『ﾊｧｯ、、、ｺﾞﾎｯ、ｺﾞﾎｯ、、』
海面から顔が出た瞬間に一気に咳き込み、飲み込んだ水を吐き出した
「大丈夫か？」
『ｺﾞﾎｯ、、………ぇ、ええ、』
私を引き上げた男性は私の安否を確認すると、上へ向かって声をかけた
見ると、青い炎に身を包んだ人物が空を飛んでおり
その人物の足に掴まり、そのまま空中を飛び船へ向かった
甲板へ降り立つと、その場へへたり込んでしまった
「……大丈夫じゃねぇみてぇだな、
……おい、ナース達を呼んできてくれ」
私を引き上げた男性がその場にいた船員にそう伝え、間もなくナース服を着た女性たちが集まってきた
「…おいサッチ。そいつ、どうしたんだ？」
「………お前の炎で海へ落っこちたんだよ。」
「えッ、マジかよ、」
ナース達が私の状態を見て、
「大量に海水を飲んだのね。医療室でしばらく休んでなさい。時期に良くなるわ。」と言い、船内へ連れて行かれそうになる
慌ててナース達から離れ、
『ぃいいや大丈夫です、！』
前回接触したトラファルガー・ローとの一件で危機感を覚えた私は、頑なにそれを拒んだ
ﾅ-ｽ「でもあなた…ふらふらじゃない？」
ナースが私の足元を指さして言う
見ると、膝がカクカクと震え、笑うどころか大爆笑していた
……いや、、たぶんこれ、体力の消耗もあるけど、、
違う意味でも震えてるっ、、
私は1人の船員に目をやる
私を引き上げた男性と何やら話をしている後ろ姿
その背中に大きく刻まれたマーク
海賊に疎い私でさえその名を知る、
白ひげ海賊団のマーク
そのマークに気づき、ヤバい人達と接触してしまったと焦り
体が危険を感じて尋常じゃない汗と震えに襲われる
、、この人たちには………絶対に関わっちゃいけない、、
………力の差があり過ぎる、、…勝ち目がない。
選択肢を逃げる一択に絞った私は、腕輪から槍を取り出し逃げようとする
『(……………？…………あれ？……)』
………槍が……出ない…？
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黒髪の色白さん(プロフ) - ミるくさん» コメント呼んだだけで発狂するぐらい喜んだのは初めてでございます。。ご期待に応えられるようこれからも頑張っていきます！！ (2021年5月22日 0時) (
レス) id: b48d1e31b9 (このIDを非表示/違反報告)
ミるく - すっごい面白い！笑更新が待ち遠しくてこの作品のために一週間乗り越えられます笑笑これからも更新頑張ってください！ (2021年5月21日 22時) (レス) id: bca0fd11c6 (このIDを非表示/違反報告)
黒髪の色白さん(プロフ) - 美優さん» コメントありがとうございます！！そう言っていただけてとても感激しております！！これからもよろしくお願いします＜(_ _)＞ (2021年5月16日 2時) (レス) id: b48d1e31b9 (このIDを非表示/違反報告)
美優(プロフ) - すごく面白くて一気読みしちゃいました！更新楽しみにしています！ (2021年5月15日 12時) (レス) id: 752e5a7709 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒髪の色白さん | 作成日時：2021年5月11日 0時
