=赤い風船・31= ページ31
「あ〜ぁ。。」
想えば想うほど、辛くなる。
溜息が出る。
はじめっから叶わないってわかってる。
それなのに想いは溢れていく。
溢れ出していく。
心臓が大きな音をたてる。
「なかじま、さん。。」
でも__。
中島さんを想いうかべてから
ぶんぶこと頭を振って
独り言を言う。でっかい独り言。
「だめだ、だめだ。
忘れよう、そうだ。忘れるんだ
あ。。でも__」
免許証のお礼に、、行かないと。。
そこはちゃんとしないと
兄ちゃんに叱られる、、。
よし。そうだ、お礼したら
それで終わろう。
それで忘れよう。
もう逢わなければいいだけの話だ。
そうだ、そうしよう。
_________
___
ヤンキーが来ると迷惑になるかも、、
なんて考えて、店が閉店する
ギリギリの時間を狙って
オレは店の前に着いた。
「ふぅ。。」
普段の恰好で逢うの
はじめてだから、ドキドキする。
オレとじらじょ涼芽は、別の人間。
オレとじらじょ涼芽は、別の人間。
オレとじらじょ涼芽は、別の人間。
心の中で言い聞かせる。
中島さんには初めて会う、
オレは涼芽の兄、涼介。
しかし___
待ってるよと言ってくれたものの、
本当に行ってもいいのだろうか。
もし、社交辞令だったら。。
ヤンキー怖っっとか
野蛮っっとか、、思ってたりして
なんて、色々とモヤモヤ考え
「あ〜〜、、うじうじして
オレ、きもっっ」
ふぅ〜〜っと息を吐き落ち着いてから
そろそろ閉店の店内に入ろうと
窓ガラスから店内を窺いながら
重厚な扉を開け、入った。
「あのー。。」
カウンター内で俯き
書き物をしている中島さんがそのまま
「すみません、もう閉て__
ああ!!」
顔を上げた中島さんが
驚き顔でオレを見てから
ニッコリと優しく微笑んで
「こんばんは、涼介君だね」
「えーっと、、はい。。」
「わ〜〜。よく来てくれたね。
えーっと、、ちょっと待ってて
今お店閉めるの、すぐ終わらせ__」
「あ、、いえ。
オレはお礼を、、すぐ帰りますんで」
「ね、涼介君。
これから、時間ある?」
「え?」
「夜ご飯、食べちゃった?」
「え、、いえ、まだで、すけど。。」
「じゃあさ、これから、夜ご飯
食べに行かない?」
「えぇ??!!」
「ふふふ。
なんで、そんな驚くの?」
「え、、いや。。だって、、
オレ、ヤンキーだし_
中島さんって、そういうの
苦手かな〜って、、」
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あひる☆(プロフ) - わたあめさん» わわ。待って待すを、とっても気に入って、普段使っていますー(o´д`o)ノかわいー❤️ (7月8日 15時) (レス) id: 76fb725158 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ - あぁ💦誤字してましたね💦すいません(´・ω・`)はい!また続き楽しみにしてますね!✨ (7月8日 0時) (レス) @page37 id: c3da2a518a (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - わたあめさん» はわわーぃ(っ'ヮ'c)わたあめしゃま、貴重なコメントありがとうございます‼️かみさくだなんて、恐れ多いてふー(*≧з≦)とっても嬉しくって神❤️待って待す。にきゅんっとしましたー😁がんばります(´Д`) (6月28日 13時) (レス) id: 76fb725158 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ - ゆとやまやっぱり最高過ぎます😭💘!主様の書く作品神作ばっかりで最高です!続き楽しみに待って待す✨ (6月22日 18時) (レス) @page34 id: c3da2a518a (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - イルカと海男。さん» イルカと海男。しゃまぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!コメントありがとうございます!応援嬉しいです。最後までお付き合いいただけるとうれしぃ〜〜♪ (5月19日 3時) (レス) id: eb2abccc14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あひる☆ | 作成日時:2023年5月10日 3時