毛糸のぱんつとメガネ前編(ytxym)

＝赤い風船・１９＝ ページ19

「あ゛っっ。。やっべ、、
　雄也さんにバレたっっ＿＿っと。。
　バレちまったら、もうあきらめて、、
　それよりマジやばいんだって
　兄ちゃん！」


「なぁに」


「オレさ、あの格好で買いもんしたじゃん
　商店街っっ」


「うんうん。」


「実はそん時さ＿＿言ってなかったけど
　八百屋とスーパー行った後にさ〜」


「うんうん」


「オレ、アイツらと会っちゃっててさ〜」


「へぇ〜そうだったんだ〜。
　それで何、みんなに何て言われたの？」


「いやいやそれが！誰一人オレだって
　気付かなかったんだよ。」


「へぇぇぇ〜〜〜」


「んっで、今日さ！」


「うん、今日？」


「おう。
　＿＿風磨が恋したって、、」


「恋？？」


「そ。風磨がさ、その子の事
　忘れなれないって言ってさ〜
　んで、みんなが恋だって、、」


「そっか〜。恋。恋ね。
　恋はいいもんだよ、涼ちゃん」


「いやいや兄ちゃん。
　そんなノンキな事言ってらんないんだって！
　みんなでさ、風磨の為にその子の事探すって
　＿＿探すって言っててさ。その子はオレ、、
　オレですぞ〜って言いそびれてさぁぁ。」


「ほぇぇ〜〜」


「もぉぉ〜〜ヤバいんだって！！
　オレ、マジでど〜したらいいと思う！！
　なぁなぁ、兄ちゃん？！」


「う〜〜ん、そうだねぇぇ」


「なぁなぁ、兄ちゃん！！」



兄ちゃんにぐぃぃっと近寄ると

兄ちゃんはう〜んっと目を瞑って

それからパッと目を開け、、言った。

「。。。涼ちゃんは今＿＿
　好きな人いる？？」


「、、、は。。はぁ？！
　な、何だよ、急にっっ」


「だって＿＿風磨は恋したんでしょ
　涼ちゃんにー」


「いやいや、ちっげ〜〜ってっ
　オレじゃなくてさ、じらじょの
　恰好した、オレだって！！」


「う〜〜ん、
　でも〜涼ちゃんは涼ちゃんでしょ
　だから涼ちゃんに、好きな人が
　居なかったら、答えは簡単」


「かんたん？？」


「そう、簡単！
　涼ちゃんが、その想いに
　応えてあげたらいいんだよ！」


「はぁぁ？？？」


「ね、簡単でしょ」


「か、、簡単じゃないって！！」


「簡単だよ〜。少なからず涼ちゃんは
　風磨好きでしょ？」


「好きって＿＿＿それって違うって！
　好きは好きだけど、その好きは
　Loveじゃなくてさ、友情だって
　男の友情！！」

「もぉ〜涼ちゃんってば
　また少年マンガ読みすぎ〜〜」

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