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翌日、いつも通り学校へ行き、相澤ともいつも通り接した。だがやはり話していると昨日のことが頭にチラつき、気まずくなるためできるだけ避けている。
勘の鋭いミッドナイトやマイクが何かあったのか、と尋ねてきたが適当に誤魔化した。まあその後相澤のところへ行ったから、相澤が折れればすぐバレるだろう。面倒くさくなる前に職員室を抜け出した。
ヒーロー科は職場体験中だが、他の学科は授業がある。もう放課後だから、授業は終わっているが。ついでに校内の見回りをしようと廊下を曲がった時、どこからか微かに「ニャー」という鳴き声がした。これはほぼ間違いなく猫だが、まだ子猫のような感じだったな。いや、それよりどこからだ？確かに鳴き声は聞こえたが、遠すぎる上建物の中にいるため正確な場所まではわからない。
「…！」
ふと窓の外を見ると、校舎裏へと入って行く生徒を見つけた。じっと見ていると再び「ニャー」と聞こえた。…あそこか。
雄英は厳重なセキュリティがあるが、敷地が広いため、この辺りに長くいる鳥や猫などの野生の動物が巣を作っていてもおかしくはない。私も昔から猫は何度か見たことがある。ま、校舎のほうには滅多に寄ってこないのだが。喋るねず…校長もいるし。
…それが少し気になって、私は外へと向かった。
「…！」
「！…あ…」
目的の場所へ行くと、そこには子猫とさっきの生徒…心操がいた。私の足音に気づいた心操がこちらを向いて、すぐ気まずそうに目をそらした。彼の会うのは初めてだが、何か気にさわることでもしてしまっただろうか？と記憶を辿る。よくわからないが…
「…その子は心操の家の子、じゃないだろ？」
「！…はい」
「やっぱり。雄英にも野良猫がいるんだが…こんなとこにいるなんて珍しいな。なんだ、迷子か？」
「…俺もさっき帰ろうとしたときに、鳴き声が聞こえて…びっくりしました」
子猫なら親猫もいるだろうし、元いた場所に連れていってあげないとな。いくつか思い当たる場所を浮かべながら、心操の手とじゃれる子猫を見た。
「…なあ、この後時間あるか？」
「え？は、はい」
「じゃあ悪いがその子を親猫のもとへ戻すの手伝ってくれないか？お前になついているみたいだし」
「…わかりました」
「ありがとう」
とりあえず親がいそうなところへ行こう、と言うと心操が子猫を抱えて着いてきた。まあ記憶が古いから場所は変わっているかもしれないが、親猫を見つければいい。
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ユキヒメ - めっちゃ面白いです！相澤先生の可愛さとカッコよさどちらも出ていてお気に入りです！更新楽しみに待ってます！ (2021年7月27日 15時) (
レス) id: 68ce7e55eb (このIDを非表示/違反報告)
ユウ - なんどもすみません！！更新待ってました！！この続きがめちゃめちゃ気になります！もう本当にこの小説面白くて大好きです！続き楽しみにしてます！ (2018年8月10日 23時) (レス) id: 74ed180ca2 (このIDを非表示/違反報告)
夜飴(プロフ) - ユウさん» ありがとうございます！そう言っていただけるととても嬉しいです。更新頑張りますので、これからもよろしくお願いします。 (2018年8月10日 1時) (レス) id: 9ef0a88e71 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ - はじめましてこんにちは！この作品が大好きで最近はいつも拝見させていただいてます！この作品ほんとーに大好きです！これからも楽しみにしてます！頑張ってください！ (2018年7月9日 1時) (レス) id: 74ed180ca2 (このIDを非表示/違反報告)
夜飴(プロフ) - 船長 さん» ありがとうございます！更新頑張っていきますので、これからもよろしくお願いします。 (2018年7月8日 10時) (レス) id: 9ef0a88e71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜飴 | 作成日時：2018年6月9日 13時
